日本に居ては分からない各国のエコ事情を、海外在住経験者や在住中の人の“生の声”でお伝えします。 |
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筆者/持木美恵
2009年から約2年半イタリア・ミラノで生活。現在は熊本市在住で、TVディレクター&ライターとして活動中。 |
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買い物時のマイバッグがすっかり定着した日本同様、イタリアでも普段のちょっとした買い物にはマイバッグを持参します。もちろんエコ意識もありますが、正直なところレジ袋の質が日本のものより劣るのか、重いものを入れるとビヨ~ンと伸びて薄くなり、すぐに穴が開いてしまうのです…。私も、日本から持参した“3年もの”のマイバッグを愛用していました。
商品の包装もいたって簡易的です。日本で洋服を買うと、白い紙に包んでから紙袋に入れてくれますが、イタリアではたいていがレジ袋か紙袋のみ。プレゼント用の包装を頼んでも、「時間がないから後は自分でやってね!」とウインクとともに包装紙を渡されたことも…。仮にやってくれたとしても、ミリ単位で折り目を合わせる日本より、かなり大ざっぱです。それでも笑って許せてしまうのが、イタリア人のチャーミングなところ。丁寧な半面、過剰気味とも思える日本式の包装と比べれば、ある意味でイタリアらしい「簡易・簡便」なエコ包装ともいえます。
ただし、誕生日やクリスマスなど、本当に必要なときには自分たちで派手にラッピングをすることもあり、それには男性陣も加わります。文具店で包装紙やリボンを買ってきて、大切な人の笑顔を想像しながらせっせと愛を込めて包んでくれたプレゼントは、やはり心に響くもの。そんな気持ちが伝わる包装には、地球への“愛=アモーレ”も込もっているかもしれません!? |
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節約といえば「我慢する」というイメージを抱きがちですが、本書ではお金をかけなくてもぜいたくな生活が可能な方法として、フランス人の日常を例に紹介しています。さまざまな節約術の紹介よりも「どういう意識で暮らすか」を説く内容。エコや節約を「ライフスタイル」の視点から考えるヒントが見つかるかもしれません。 |
地球温暖化の果てをシミュレーションしたスペクタクル映画。竜巻や洪水、大津波などの異常気象で都市は壊滅に追い込まれ、やがて氷河期が到来します。そんな極限状況下で、愛する者のために命を賭ける人々の奮闘がドラマチックに描かれています。フィクションとはいえ、環境問題について考えさせられる作品です。 |
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