日本に居ては分からない各国のエコ事情を、海外在住経験者や在住中の人の“生の声”でお伝えします。 |
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筆者/テンモー
県南在住の主婦で、夫と中学生の子ども2人の4人暮らし。夫の仕事でタイに3年間在住の経験あり。 |
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月と来月の2回は、私がタイ在住時代に見聞した現地のエコ事情について書きたいと思います。「所変われば…」の言葉通り、ゴミや環境に関する考え方も、日本とタイでは大違い ! もちろん、どちらが正解とは言えませんが、“日本流”に慣れている者にとっては驚かされることもしばしば…。
例えば、タイのデパートやショッピングモールは、しばらく居ると寒く感じるぐらいキンキンに冷えています。省エネやエコとは正反対ですが、家に人を招くときなども部屋にクーラーを効かせておくのがタイ流のおもてなしらしいのです。
また、ゴミも日本のような分別回収はほとんど行われていません。ただ、日本人の多く住むアパートなどでは、清掃員がゴミの収集をしてくれます。もちろん分別などありませんが、ゴミの中にはペットボトル、新聞紙、ダンボールなど、売ればお金になるものもあり、清掃員の小遣い稼ぎになっています。一般のゴミも同じで、夜な夜なゴミ袋を開けてお金になるものがないかと探している人たちがいます。タイではこうして、図らずもある程度の分別が行われているわけです。
ちなみに、タイの日本人会主催の講演会で、ゴミを焼却処分するのは、世界でも日本ぐらいだと聞き、驚きました。ゴミを燃やした際に発生するダイオキシンなどの問題もあり、諸外国では埋め立てが一般的なのだとか。皆さん、知ってました? |
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『ディープ・ブルー』『アース』で知られる英国BBC EARTHが、初めて3Dカメラで撮影に挑んだネイチャードキュメンタリー。ハリウッドの画期的な撮影技術で大自然の神秘と、生命のエネルギーに満ちた営みを映し出します。家族や大切な人と一緒に、大自然の中に放り出されるような体験ができるかも! |
東洋文化研究家で日本文化にも精通している著者が、美しい日本の景観を脅かす人工物に警鐘を鳴らす一冊。写真たっぷり、かつ皮肉たっぷりに紹介される事例の数々に、この国に住む一人として恥ずかしさを感じずにはいられません。次世代へ残したい日本の風景、世界に知ってほしいニッポンの姿、考えてみませんか? |
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