【提  唱】熊本日日新聞社 【特別協力】熊本県、熊本市、環境省九州地方環境事務所、国土交通省熊本河川国道事務所
くまもとエコモーションキャンペーン エコモーションを楽しむ!得する! 2013 since 2004  
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熊本県は、1人1日あたりのごみ排出量が全国で最も少ない県になりました(平成23年度)。それでも、ちょっとした工夫次第で、ごみはまだまだ減らせます。そこで、「エコモーションキャンペーン」第4回目のテーマは「ごみ減量」。家庭から出るごみのダイエット(減量)術を紹介します。ダイエットに関心がある「いつきちゃん」と一緒に、楽しく得するノウハウを学びましょう。

五木村のマスコットキャラクター。11月2日(土)〜3日(日)「第25回五木の子守唄祭」(五木村)、24日(日)「第11回あさぎり町球磨川マラソン大会」に登場します。    県では家庭や職場、学校におけるアイデアを冊子にまとめるため「ごみダイエット自慢」を募集中。詳しくは県のホームページを参照してください。







 熊本県のごみ総排出量は、平成11年度の69万7260トンをピークに年々減少しています。「一般廃棄物処理実態調査」(※)によると、平成23年度には55万6801トンまで減少し、ピーク時の8割程度に。県民1人が1日に出すごみの量は831グラムで、47都道府県で最も少ないことが分かりました。この背景には、県内45市町村が平成21年度までにごみ袋の有料化を実施したことや、小売店のレジ袋有料化が進んできたことなどがあり、県民にごみ減量の意識が高まったからでしょう。
 もし、皆さんがごみを減らそうとしなければ、どうなるでしょうか? 焼却施設の稼働量はどんどん増え、その分コストが掛かります。COの排出量も増えます。ごみを減らすことは重要なエコモーションなのです。
※平成23年度実績(25年4月公表)・環境省データ







 熊本市といくつかの市町村では「1人1日50グラム」のごみ減量を目標に掲げています。50グラムとは卵1個程度。もし県民全員でこれに取り組んだら、年間3万3000トンの減量効果があり、それはなんと八代市の年間ごみ排出量約3万8000トン(平成23年度データ)に迫る量なのです。ごみを減らすことは地球に優しいだけではなく、有料でごみを出す回数を減らすことになり、家計の得にもつながるのです。
 家庭から出るごみを減らすためには、【1】「○○過ぎない」意識を持つ【2】生ごみをひと絞り【3】資源物を分別する【4】生ごみを堆肥化する――などに取り組んでみましょう。ちょっとした心がけとひと手間で、まだまだごみを減らすことは可能ですよ。


 「買い過ぎない」「(料理を)作り過ぎない」「(外食で)注文し過ぎない」といった意識を普段から持つことで、無駄なごみを出さないようにしましょう。



 生ごみは三角コーナーに入れて水を切るか、水切りネットなどを使いましょう。たまった生ごみを袋などにまとめて出す前に、最後のひと絞りを行うように心がけて。水切りネットや穴を空けたビニール袋を使ったり、瓶やペットボトルの底を押し付けたりすると、手があまり汚れず便利です。



 熊本市の調査によれば、燃やすごみの中に資源物が2割も含まれているとのこと。リサイクルできる紙やプラスチック製容器包装などをきちんと分別すれば、その分、燃やすごみを減らせます。使用済み天ぷら油、小型家電、樹木などを拠点回収する地域もあるので、市町村のホームページなどで調べてみましょう。



 生ごみの減量に効果のある処理機や堆肥化容器を上手に活用しましょう。電気式生ごみ処理機は県内の33市町村が、生ごみ堆肥化容器には23市町村が購入費用に対する助成金を出しています(金額や条件は市町村により異なります)。熊本市のホームページには、段ボールを使った堆肥化容器(コンポスト)の作り方も紹介されています。







熊本市環境局 ごみ減量推進課 竹原 智恵さん
 熊本市では、燃やすごみの約4割を占める生ごみについて「1人1日−20グラム」(全体は−50グラム)を目標に取り組んでいます。そこで、毎日の食事で発生する生ごみをみんなで楽しくダイエットしようという考えの下に、「くまもとエコレシピ」を作成しました。市民の皆さんにエコメニューのアイデアをご応募いただき、その中から選ばれたレシピを冊子にまとめています。いずれのメニューも、わざわざ材料を買って作るのではなく、家にある食材や前日の余った料理を使い切るためのヒントとして活用してほしいと思います。食費の節約に、ぜひ役立ててください。

 

《材料》
みそ汁(具入りでOK)500t 牛乳300t
冷やご飯80グラム(米粉大さじ4でも代用可)
バター5グラム 
あさつき(パセリなどでも可)少々

《作り方》
【1】みそ汁に冷やご飯を入れ火にかける
【2】沸騰したら弱火にし、とろみが出たら牛乳を加える。
【3】再び沸騰したらバターを入れて火を止め、粗熱が取れたらミキサーにかける
【4】食べる前に温めなおして器に盛り付け、あさつきを散らす

※熊本市のホームページでは、第2弾のエコレシピを募集中です。
 また、「みそたーじゅ」ほか7品のレシピもダウンロードできます。






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