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節約の知恵 |
自動車は今や生活必需品。特に熊本のような地方都市では“日常の足”として重要な役割を担っています。気になるのは環境負荷。エネルギー浪費や余分な排ガスを出さない運転を心掛けたいもの。また、ガソリン代は家計にも影響します。そこでお薦めしたいのが、環境にも家計にも優しい「エコドライブ」。ちょっとしたテクニックや心掛けで、節約を兼ねたエコという“一石二鳥”が得られそうです。 |
ゆっくり加速、早めの減速を
低燃費走行のコツ
熊本市世安町のトヨタカローラ熊本を訪ね、
低燃費走行のコツを教わりました。
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急発進・急ブレーキはもちろん禁物ですが、肝心なのは走行中の心掛け。急な加減速を避けることが最も重要だそうです。「街なかで燃費が悪くなるのも加減速の繰り返しが原因。一般に1回の急発進・急加速で、100メートル走れる燃料を余分に消費するといわれます。100メートルの距離をゆっくり発進し緩やかに加速すれば、同じ燃料で200メートルの距離を走れることになります」と同社。「燃費は車の性能だけの問題と思われがちですが、利用する環境や運転の癖が大きく影響するんですよ」
走行中もできるだけ一定の速度を保ち、十分な車間距離を取ることが大切。車間距離をしっかり保てば、前の車に合わせた加減速を減らせるうえ、赤信号などで早めにアクセルを離すようになるため、自然と燃料の節約につながります。
ただし、渋滞に巻き込まれたり、道に迷って走行距離をロスしたりすれば、いくらエコ運転のテクニックを身に付けても“水の泡”。事前にきちんと運転計画を立てて乗ることが大前提といえます。
あまり関係なさそうですが、運転中のエアコンや電気の使用も、燃費を大きく左右します。エアコンのコンプレッサーや電気をつくる発電機を回すのにエンジンの動力を使うためです。エアコン使用を控えめにする。停車中はヘッドライトを小まめに消す―など、家庭で行う節電と同じような心掛けを持てばエンジンへの負荷を減らすことができ、余計な燃料を使わずに済みます。
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加減速の少ない運転を心掛ければ
燃費はさらに良くなるという
グッズで燃費性能さらにアップ!! |
環境配慮型のタイヤ、ホイール、エンジンオイル・・・
車種に合った製品選んで
運転の仕方以外にも燃費性能を上げる方法はあります。カー用品の専門ショップ「タイヤ館みなもと熊本店」(熊本市幸田)に、グッズやメンテナンスについて最近のトレンドを聞きました。 |
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グッズの代表格といえば「エコタイヤ」。路面を転がるときの抵抗を抑えて「低燃費」を実現し、その一方でぬれた路面でのブレーキの効きを高めて「安全性」を確保したことが特長。主要メーカーの調査によると、ユーザー満足度は9割を超え、「燃費が良くなり給油回数も減った」との声も。最近では、サイズバリエーションが豊富になり、車種選択の幅も広がっているそうです。
タイヤに取り付けるアルミホイールは軽量化がポイント。主流は材質が薄く、しかも強度が保たれた製品といいます。「大きいサイズになると従来品より2〜3キロも軽いものもあり、それだけでかなり燃費に差が出ます」と同店。
エンジンオイルも重要です。同店は「売れ筋は、エンジンを効率よく稼働させるために開発された粘度の低い低燃費車対応製品。とにかく車種に合った製品を選んで」とアドバイス。オイル交換は小まめにやらないと燃費性能が落ちるそうです。走行距離3000キロで交換が理想といわれます。 |
「タイヤ館みなもと熊本店」にラインアップされているエコ対応製品の一例
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日ごろのメンテナンスも燃費を大きく左右します。最も重要な点検項目はタイヤの空気圧。抜けたらエンジンに大きな負荷がかかるうえ、減りや偏った摩耗が進みます。「1カ月に1回のチェックで十分」(タイヤ館みなもと熊本店)。空気圧はカーショップやガソリンスタンドなどで調べてもらえます。 |
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