卓上扇風機、ミストファン…
お薦めの「涼感グッズ」
節電意識が高まる中、できるだけ冷房に頼らず、暑い夏を乗り切るための「涼感グッズ」に注目が集まっています。熊本市のホームセンターサンコー本山店に、オフィスや家庭などで手軽に使える、同店お薦めのグッズを紹介してもらいました。
変わり種は、金属面があればどこにでもくっ付くマグネット式の卓上扇風機(同店販売価格1980円)。「デスクの引き出しやキッチンなど置き場所を選びません。予想以上の売れ行きです」と同店。アウトドアに便利な充電式や、パソコンのUSB端子につないで使用するタイプもあります。
同店が今年初めて入荷したというミストファン(同378円)は単3乾電池2本で使用でき、扇風機を回しながらミスト(霧)をひと吹きすれば、水の気化熱作用でさらに涼しくなるという優れもの。首から提げられる手軽さがウケています。
このほか、水を使わず常温で使えるジェルタイプのアイマスクや、衣類にスプレーするだけで暑さを和らげ、清涼感を保つという冷感触持続スプレーなどが売れ行きを伸ばしているそうです。 |
再生可能エネルギーの普及
ライフスタイル見直しが必須
わが国が他国から一切のエネルギーを購入せず、自国のエネルギーだけで養っていける人口の限界は3000万人といわれています。江戸時代の人口がまさにそのくらいでした。言い換えれば、クーラーも冷蔵庫もない江戸時代の生活レベルでも、海外からエネルギーを調達しなければ、3000万人しか住めないのです。現在、1億2000万人の快適で衛生的な生活を維持するため、石油だけでも、ドラム缶約11億本相当(年間)を輸入しています▼CO2の発生が少ないといわれてきた原子力発電は日本の総発電量の約30%を担っていますが、事故が起きた場合、大変危険だということを東日本大震災に教えられました。石油や天然ガスは近い将来、資源が枯渇し輸入できなくなるでしょう▼太陽の光や、その太陽に大きく関係している風や波のエネルギー、動植物(バイオマス)をエネルギー源とすべき時代が来ています。しかし、こうした再生可能なエネルギーを受け入れるには、私たち一人一人がライフスタイルを見直し、省エネに努めることが必須条件となります。
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