松木グループ

女性が活躍できる職場づくり推進

─コロナ禍の影響はいかがですか。

松木 大口取引先の減産や一時休業に伴い入出荷請負や運輸業務が減少しました。また、当社が八代港での代理店となっているクルーズ船の入港はありませんでした。そうした一方で、自動倉庫の荷動きは活発で、「巣ごもり需要」の盛り上がりを感じました。採用の方では人材の流動化が加速したことや求職者の地元志向が強まった影響からか、昨年より人材を確保しやすくなっています。

─グループ企業には、男性ばかりの港湾荷役の現場で働く女性管理者がいると聞きます。

松木 松木運輸が運営を任されている八代港コンテナターミナルの所長に2016年に女性を抜てきしました。翌年には「荷役の花形」とされる、コンテナを積み下ろすガントリークレーン運転免許を女性として国内で初めて取得し、男性ばかりの職場で奮闘してくれています。今では八代港に新風を吹き込む存在です。また、男性がやる仕事と見なされてきた職場で女性も活躍できることを社会に示す狙いで、さる12月25日には社長も含め女性だけの運送会社「Carry MAMA」を設立しました。子育て中の女性も勤務できるよう短距離輸送主体でスタートし、男女の賃金格差のない、女性が本当に働きやすい柔軟な勤務形態の会社を目指しています。

代表取締役社長 松木 喜一氏

─今年の計画をお聞かせください。

松木 現在、工場内作業と運送業務を請け負う大型案件を検討中です。案件がまとまれば雇用面でも地域に貢献できるはずです。また、物流に関して高度な安全性を確保する必要がある危険物倉庫を八代港地区に2棟保有していますが、収容可能な量を大幅に超える引き合いがあるため、今年はもう1棟増やす準備を進めています。危険物倉庫協会に加盟する会社は県内では当社だけの状況で、九州全域の企業を顧客としています。今後も八代港の利点を広くアピールしていきたいと思っています。

─創業100周年の準備の方はいかがですか。

松木 2024年の創業100周年を控え、持ち株会社を設立して事業の将来を担える経営者の育成や資産の管理、グループ事業の開発などを進めています。グループ企業は事業の採算性に責任を持ち、持ち株会社がグループ間の連携と地域企業として社会貢献などの役割を担う体制を整えつつあります。念願のコンテナ船の台湾航路は今春第一便の入港が決まり、今後もアジア各国へ誘致を続けます。クルーズ船の入港も再開されれば、港に完成した「くまモンポート八代」の役割にも期待したいと思います。

2018年5月に完成した自動倉庫

概要

所在地 (本社)〒866-0851 八代市毘舎丸町1-3
【電話】0965(32)6111(代表)
創業 大正13年10月
役員 代表取締役社長/松木喜一
取締役/尾坂大介、松木一史、大谷昭次、山下勇一、伊藤 明(社外取締役)
執行役員/田邊清智、坂川新助、髙﨑 正
従業員数 432人(2020年12月現在)
グループ企業 松木産業(株)、ARLSホールディングス(株)、松木運輸(株)、
大日産業(株)、松栄整備(株)、MGS(株)、
八代港湾倉庫(株)、(株)FDP、Carry MAMA(株)
事業所 港事業所(八代港)、熊本港シッピングサービス、佐賀営業所、
ダイニチ本社工場、ダイニチ物流センター、
松栄やつしろ港センター工場、車検のショーエイ南店、ほか
主要施設 自動倉庫、危険物倉庫、一般倉庫、ほか
ホームページ http://www.g-matsuki.co.jp/

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