本田技研工業株式会社熊本製作所

バイクファン獲得にもチャレンジ

─熊本製作所の特長を教えてください。

德竹 当製作所はホンダの国内唯一の二輪製造拠点です。一昨年から研究開発部門を担う「ものづくりセンター」を置き、生産と開発のスタッフが、製造の現場で同じテーブルについて意見を交わすことができる環境へと改編しました。その効果が表れ始め、生産スピードの向上やコストダウンなどに寄与しています。また、当製作所は海外20カ国以上にある工場の中でも技術・品質ともにホンダのトップレベルの工場であり、200人を超える駐在員を海外へ派遣しています。グローバル人材の育成や若手への技術の伝承にも力を入れており、ベテラン技術者が講師となり中堅・若手社員を指導する「部会ユニバーシティ制度」などに取り組んでいます。

─業績やトピックスをお聞かせください。

德竹 昨年は新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、当製作所も2日間の生産休止や期間従業員の一時帰休などの措置を取りました。一方で、コロナ禍での通勤の足として世界の二輪車も需要が増え、10月以降は前年の生産量を上回るまでに回復。当製作所の生産台数では、昨年に近いレベルまで戻せる見通しです。10月には二輪車を大切に乗り続けていただいているお客さま向けに「モーターサイクルリフレッシュセンター」を開設。レストアやオーダーパーツの製造を行い、ユーザーの熱い想いに応え、モーターサイクル文化に貢献していきます。新車では、ビジネス用途の電動バイクの発売を予定。その他、Rebel1100やNC750Xなども発売を予定しています。

所 長 德竹 浩氏

─これからの展望や抱負を。

德竹 二輪車に興味の少ない若者が気軽にバイクに触れられる機会や、バイクに“乗れる”機会をより多く提供する「Honda GO」を展開しており、肥後おおづ観光協会など2カ所で50㏄のバイクを無料で貸し出しています。また、バイクに興味はあるけれど所有したことがない方に乗る機会を提供する有料レンタルサービスも実施。ホンダドリーム熊本など県内3カ所で22車種が利用できます。若年層に二輪車やホンダの良さを知っていただくことを目的にインスタグラムやツイッターで「Honda GO」の公式アカウントを展開。ホンダは持続可能な社会を実現するために「2050年カーボンニュートラルの実現」を目指しています。今後は環境対策商品の開発はもちろん、再生可能エネルギーやリサイクル材の利用拡大などにも取り組んでいきます。

Rebel1100

概要

所在地 〒869-1293 菊池郡大津町平川1500
【電話】096(293)1111
操業開始 昭和51年1月
事業内容 輸送用機械器具製造
 二輪完成車
 二輪KD用エンジン
 パワープロダクツ製品
 パワープロダクツ用エンジン
 四輪軽自動車エンジン部品
従業員数 約3,600人(2020年11月現在)
ホームページ http://www.honda.co.jp/kumamoto/
本社 〒107-8556 東京都港区南青山2-1-1
【電話】03(3423)1111(代表)

熊本日日新聞社

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