ホテル日航熊本

「再建元年」と捉え新たなスタート

─新型コロナウイルス感染拡大に伴う対応についてお聞かせください。

川﨑 警戒レベルが下がり「Go Toトラベル」「Go Toイート」が始まった頃から、宿泊とレストラン部門は少しずつ回復し、ビジネス利用も増えつつあります。しかし当ホテルの主力である宴会と婚礼は依然厳しい状況です。お客さまに安心・安全に当ホテルを利用いただくため、従業員の出勤時の検温や手指消毒の徹底に加え、館内では常時マスクを着用。レストランや宴会場は、座席の間隔を空けているほか、婚礼会場は専門業者に依頼して消毒するなど対応しています。「この1年は全員力で生き残る」を合言葉に、役員報酬や従業員の給与カットも決断しました。雇用調整助成金の利用による特別休暇取得、人手が足りない部門への応援など、できることは全て取り組んでいます。

─新たな再建計画を立てられました。

川﨑 新年度から中期経営計画を見直し、2021年度を「再建元年」として、大規模宴会の売り上げが見込めずとも経営が成り立つ収益構造の見直しと聖域を設けないコストカットに取り組みます。一般宴会と婚礼宴会に偏った売上構成から、相対的に宿泊・レストランの比率を上げていくことが重要だと考えています。そのためにもまず、20年度に延期した客室改装にぜひ着手したいと考えています。また、これまで弱かった小中規模の会合や個人のお客さまのニーズに寄り添った営業にも力を入れ、お客さまに満足していただけるような料理の質、サービスのさらなるレベル向上を追求します。新たな顧客層の掘り起こしとして、テレワーク・リモートワークのオフィス活用、ショールーム・展示会の利用などを強化。3年前から取り組んでいるeコマース(電子商取引)でのおせちの冷凍販売を、今後はほかの商品にも広げます。新規採用を控えることによるスタッフの定員削減で、総人件費を抑えます。組織を再編し、部門の垣根を越えたマルチタスク化、業務の内製化に着手します。

代表取締役社長 川﨑 博氏

─20周年を見据えた新たなホテル像とは。

川﨑 2022年に迎える創業20周年に向けて、「20周年委員会」を発足させました。委員会のメンバーはホテルの次の10年を担う社員たちです。彼らに新しいホテル像を追求してもらいたいと思っています。これからも、4つのレストランと宴会場、婚礼サービス、レベルの高い客室を持つホテルとして差別化を図り、「選んで良かった」と満足していただけるホテルを目指します。

「Light up for hope」医療従事者をはじめとしたエッセンシャル・ワーカーへの感謝と敬意を表し、ハートの明かりをともした

概要

所在地 〒860-8536 熊本市中央区上通町2-1
【電話】096(211)1111
事業内容 ホテル業・飲食業・宴会および結婚式場の運営その他
設立 平成12年9月1日
資本金 20億円
役員 代表取締役社長 総支配人/川﨑 博
取締役副総支配人運営統括/安武伸一郎
取締役副総支配人営業統括/柳瀬泰晴
取締役総料理長/中野省吾
取締役宴会予約部長/毛利之紀
取締役管理統括/花木 弘
常勤監査役/井村秀夫
役員待遇宴会部長/桃木 潤
役員待遇総務部長/天方裕二
従業員数 350人
ホームページ https://nikko-kumamoto.co.jp/

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