株式会社肥後銀行

地域密着型の金融機関へさらに進化

─新型コロナウイルスの感染拡大にどう対応されましたか。

笠原 初期の段階からお客さまに寄り添った対応ができたのではないかと思っています。公的保証や利子補給を使った融資やプロパー融資などにより徹底的な金融支援を実施してきました。また、先払いの仕組みを活用した飲食店応援プロジェクトや副業人材支援の手作りマスクプロジェクトなど、金融支援以外でもさまざまな形でお客さま支援に取り組んできました。今回のコロナ禍を機に働き方や生活スタイル、そして行動様式が大きく変化し、デジタル技術で新しい価値を生み出す「デジタルトランスフォーメーション(DX)」が一気に浸透してきました。当行としても、今後もデジタル設備への投資など金融以外の面でも、インターネットバンキングやテレワーク導入支援など、地域におけるDX推進に向けて積極的な支援を行っていきます。

─九州フィナンシャルグループ(九州FG)は昨年10月に設立5周年を迎えました。

笠原 当行と鹿児島銀行が、10年先、20年先も地元にしっかりとした経営基盤を持ち、地方創生を果たすために中長期的な視点を持って経営統合したものです。両銀行の自律性をしっかりと保ちながら融合を進めて、信頼関係もより強固なものになっています。業績面においても統合の効果は着実に出てきており、これまでの5年間はとても順調に推移しています。しかし、環境の変化は激しく、特にコロナの影響で地域経済も大きなダメージを受けています。またデジタル社会の到来も加速してきている中、九州FGとして地域のための施策展開のスピードを上げていかなければならないと思っています。

代表取締役頭取 笠原 慶久氏

─今後の抱負についてお聞かせください。

笠原 肥後銀行の独自性はお客さまや地域と密着していることであり、長年蓄積された地元のネットワークが強みです。それらを生かして今後は、金融機能のさらなる進化とともに地域産業振興機能を強化することで、地域の皆さまやお客さまのお役に立ちたいと思っています。九州FGが出資するグローカルクラウドファンディングでは、「意思のあるお金」を直接投資家から集めて届ける枠組みを整えました。また、大学研究室などへの寄付「ギャップ資金」やベンチャーファンドによる企業の創業直後の時期でのビジネス支援、SDGs(持続可能な開発目標)、経営品質のコンサルティングなど地域のお客さまの課題解決をお手伝いし、地域になくてはならない存在になっていきたいと思います。

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概要

所在地 〒860-8615 熊本市中央区練兵町1
【電話】096(325)2111
設立 大正14年7月
事業内容 普通銀行業務
資本金 181億円
役員 代表取締役会長/甲斐隆博
代表取締役頭取/笠原慶久
代表取締役副頭取/山木 仁
取締役常務執行役員/田島 功、江藤英一、德永賢治、岩立康也
従業員数 2,163人
店舗数 124
グループ会社 肥銀リース(株)、JR九州FGリース(株)、肥銀カード(株)、(株)肥銀コンピュータサービス、肥銀キャピタル(株)、肥銀ビジネスサポート(株)、肥銀ビジネス教育(株)、肥銀オフィスビジネス
経営統合 平成27年10月、(株)鹿児島銀行と経営統合。
共同持株会社 (株)九州フィナンシャルグループ設立

熊本日日新聞社

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