原田木材株式会社

一層の差別化とエリア拡大目指す

─昨年はどのような一年でしたか。

原田 当社の決算は6月末ですので、ほぼ半年間にわたって新型コロナの影響を受けました。現在もまだ続いていますが、昨年の計画の目玉だった関東圏でのプロジェクトが停止。工場生産ではお客さまと打ち合わせができなくなり、プレカット生産量の下方設定を余儀なくされました。また物流ではシステムキッチンやシャワートイレなどに使用される電気部品などの流通がストップし、納品ができなくなるなど、ずいぶん混乱しました。その後、7月に豪雨災害が発生、振り返れば大変な一年だったと思います。球磨川の氾濫は、流域地域の方々に甚大な被害をもたらしました。当社としては取引先や知り合いの方に支援物資をお届けしたり、被災家屋のリフォームをお手伝いしたりしましたが、水害とはこれほどのものかと、改めて自然災害の恐ろしさを痛感しました。

─業績の方はいかがでしたか。

原田 昨年は計画していたプロジェクトもあり、飛躍の年にしたかったのですが、売り上げは対前年度比で2%弱ほどの減少。しかし、このような厳しい環境の中、100億円を超える売り上げを積み上げることができたことは良かったと思っています。要因は昨年2月に開設した鹿児島営業所の業績が伸びてきたこと、また、建材、住設機器、外装材の販売強化の結果が出てきたことです。今年は鹿児島営業所の営業範囲を宮崎市まで拡大予定で、立ち上げ直した兵庫営業所も徐々に良くなっていくと期待しています。

代表取締役社長 原田 実生氏

─今年の目標は。

原田 1998(平成10)年に(公財)日本住宅木材技術センターの合理化認定を取得していた「工期短縮型耐力パネル」について、今年、2種類の大臣認定を取得したいと考えています。これらは23年前に市場投入していたものですが、時代の先を行き過ぎていたところがあり、その後販売を止めていたものです。一つは23年前とほぼ同じ型。もう一つはすべてに国産木材を使用した型で1月末から実験に入ります。これにより当社が長年開発を続けてきた強靭な「ネオベーシック」の構造躯体に、「NB耐力パネル」と「構造木材劣化対策乾式防腐防蟻処理」、また熊本地震で効果を発揮した「UFO-E減震パッキン」のフルスペックで当社の工法は限りなく完成に近づくことになります。今年も大変な年となると思っていますが、一層の差別化と営業エリア拡大を目指したいと考えています。

長持ちする家NEO-BASIC工法のイメージキャラクター「すずちゃん」

概要

所在地 〒861-8012 熊本市東区平山町2985-1
【電話】096(380)7531
設立 昭和36年2月6日
事業内容 住宅用木材・建材の販売、住宅用プレカット材の加工・販売
資本金 8,000万円
役員 代表取締役社長/原田実生
常務取締役/原田完二、兼本達矢
取締役/岡本崇宏、福永真一
従業員数 185人(関連会社を含む)
支店・営業所 福岡事業部、東京事業部(東京)、兵庫営業所、鹿児島営業所
ホームページ http://www.haradamokuzai.co.jp/

熊本日日新聞社

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