高橋酒造株式会社

ニューノーマル時代の酒文化を創造

─昨年の熊本豪雨は、人吉・球磨地域に甚大な被害をもたらしました。

高橋 まず、豪雨災害で被害に遭われた住民や酒蔵関係者の皆さまに心からお見舞い申し上げます。人吉市の本社や球磨焼酎ミュージアム白岳伝承蔵、多良木蒸留所などの施設や設備に大きな被害はありませんでしたが、倉庫が浸水し、出荷前の商品約3万本が廃棄処分を余儀なくされました。球磨焼酎振興を目的に運営している「BAR101」や当社が運営する温泉施設、社員の自宅も被災しました。皆で泥出しするなど復旧作業に当たりましたが、今では一段落し、会社も通常営業に戻っています。予想以上に被害が大きかったのが、私が社長を務める「球磨焼酎リサイクリーン(株)」です。球磨焼酎酒造組合に加盟する組合員や行政が出資して造られた、各酒蔵から出る蒸留かすを処理する循環型の施設ですが、甚大な被害となってしまい、1日も早い復興に向けて取り組んでいるところです。

─球磨焼酎全体の支援活動は。

高橋 豪雨災害で被災した蔵元の復旧を支援するため、「球磨焼酎支援プロジェクトサイト」を立ち上げました。サイトでは復興支援を目的に、「飲んで応援」「買って応援」「寄付して応援」といったコンテンツを展開しています。球磨焼酎は、地理的表示を使うことが国際的に認められたブランドです。この貴重なブランドを守るためにも、継続的な復興支援が大切だと感じています。

代表取締役社長 高橋 光宏氏

─新型コロナウイルス感染拡大の影響は。

高橋 コロナ禍により生活スタイルが大きく変わり、外食に伴う酒類の消費量が減少しました。特に痛手となったのはインバウンドの減少で、日本を訪れる外国人の皆さんがお酒を飲んで海外に魅力を発信してくれていたのに、それがなくなってしまいました。一方で巣ごもり需要は増加。ハイボール缶や紙パック商品の売れ行きがよく、中でも「KAORU」は女性を中心に人気です。また昨年11月1日には、店舗検索ナビサイト「shiromap」を開設しました。関東エリアで当社製品を「飲める店」「買える店」が検索でき、お客さまやお店とのコミュニケーションにもつながっているようです。

─今年はどんな年になりそうでしょうか。

高橋 変わりゆくライフスタイルに何がマッチするのかを考えながら、新しい飲み方の提案や発信にチャレンジします。お酒との健康的な付き合い方と地球環境、会社の成長をいかにバランスよく取っていくかもポイントになると思っています。

発売から2年目を迎える、吟醸香が特徴の米焼酎「白岳KAORU」

概要

所在地 〒868-8505 人吉市合ノ原町498
【電話】0966(24)5155(代表)
事業内容 焼酎製造
創業 明治33年2月
設立 平成13年11月
資本金 3,000万円
従業員数 74人(関連会社含む)
営業所 多良木蒸留所/球磨郡多良木町奥野813
福岡支店/福岡市早良区百道浜2-3-33
熊本営業所/熊本市中央区水前寺1-20-22
東京オフィス/東京都港区新橋6-19-13
関連会社 (株)白岳酒造研究所/人吉市井ノ口町792-7
白岳伝承蔵/人吉市合ノ原町461-7
高橋ホールディングス(株)ブランド戦略室/
熊本市中央区水前寺1-20-22
ホームページ https://www.hakutake.co.jp/

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