白鷺電気工業株式会社

阿蘇畜産スマート農業化に挑戦

─コロナ禍においてさまざまな取り組みを行っておられます。

沼田 新型コロナウイルスに立ち向かい経済活動を再開する皆さまのお役に立ちたいという思いで、タブレットサイズの温度検知システムの取り扱いを始めました。発熱者やマスク未着用者に警告を出せるだけでなく、アフターコロナを見据え勤怠管理としても使えるように顔認証機能を装備した点が特長です。ありがたいことに口コミで評判が広がり、北海道から鹿児島の奄美大島まで約150台納品しました。また、コロナ禍を受け避難所運営マニュアルが改定されたと聞き、昨年7月の熊本豪雨の際には県内の避難所やボランティアセンター11カ所に、温度検知システム計18台を無償貸与しました。中でも人吉市では積極的に活用していただき、通信環境が復旧した直後にお礼のメールを頂いた時は本当にうれしかったですね。さらに社内では、現業部門も含めて社員の週1回のテレワークと請求業務のデジタル化を進めています。今後も働き方改革や安心安全な環境整備に注力し、社員満足度を高めていきたいと考えています。

─新たなSDGs(持続可能な開発目標)の取り組みを教えてください。

沼田 世界196カ国をイメージした着物の制作を通し、伝統産業の活性化、国際平和を目指す「KIMONOプロジェクト」でモロッコ王国のスポンサーを務めています。同国はアフリカで初めてパラスポーツ大会を開催しており、障がい者スポーツへの支援を考えていた弊社とのご縁を感じ、ネイションスポンサーになりました。SDGsの取り組みが「知る」から「行動する」、そして「貢献する」へとさらに広がることを期待しています。

代表取締役社長 沼田 幸広氏

─得意の技術を生かし、「阿蘇放牧畜産スマート農業実証コンソーシアム」に参加されています。

沼田 放牧牛の「見える化」を進めることで、作業時間の短縮や繁殖成績の向上を目指す実証実験に取り組み始めました。畜産農家の高齢化や後継者不足が深刻化しており、この挑戦が作業効率を高め、さまざまな課題解決につながると考えています。なお本実証実験は、農林水産省「スマート農業技術の開発・実証プロジェクト(課題番号 畜2H04)」の支援により実施されました。当社においてもこの経験をほかの動物や物に広げ、中山間地での畜産農業のDX(デジタルトランスフォーメーション)化を促進し、労働力不足解消のお手伝いをしたいと思っています。

「温度検知システムV2L型サーマルタブレット」

概要

所在地 〒861-8035 熊本市東区御領8丁目3-38
【電話】096(380)7171
創業 昭和22年2月
事業内容 電気工事業
資本金 1億円
役員 代表取締役会長/沼田吉輝
代表取締役社長/沼田幸広
取締役常務執行役員/飯山和彦
取締役上席執行役員/片岡忠雄
取締役/斉藤誠一
監査役/松本公一
相談役/沼田百合子、服部武志
上席執行役員/二俣治雄、東 光明、西 薫
執行役員/日田基之、上田浩一、濱中辰成
従業員数 125人
支社 八代、福岡、京都
営業所 人吉、鹿児島、水俣
関連企業・団体 しらさぎホールディングス(株)、(株)ファマックエグレット、しらさぎエナジー(株)、しらさぎファーム(株)、大祐電気(株)、日本サンライズ(株)、NPO法人しらさぎ
ホームページ http://www.shirasagidenki.co.jp/

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