株式会社SYSKEN

プロ育成へ人材育成体系を構築

─昨年の取り組みについてお聞かせください。

福元 人材育成体系の構築元年と位置付け、従来の研修の在り方を見直しました。全業務でプロフェッショナルの養成を目指しています。社員を若手、中堅、プロの3階層に分け、プロへの到達度をチャート図にして本人が確認できるようにしました。若手研修も一新し、入社後1年間は協力会社へ出向させ、体験の中から大切な人間関係を学んでもらいます。また〝品質〟や〝納期〟などの意味と重要性をしっかり理解してもらうため、研修教材「シスケンバイブル」に失敗事例を含めた先輩の経験を盛り込みました。全部門で研修を内製化し、社員自らが研修の講師を務めることでより深い学びを得てもらいたいと考えています。各種の研修教材も意見を出し合いながら社内で新たに作成しました。今後もそれに手を入れ磨き上げていきます。

─第5世代移動通信システム「5G」のサービスが始まりました。

福元 当社は県内5Gアンテナ関連の工事を担当しており、既に工事に着手したところもあります。通信を支える会社として5Gの良さをいち早く実感してもらうため、社員に貸与しているスマホを最新型に切り替える予定です。5Gを自分たちのビジネスにどう生かせるのか、社員それぞれが考えてもらいたいと思っています。

代表取締役社長 福元 秀典氏

─昨年は豪雨や台風によって甚大な被害が発生しました。

福元 7月の豪雨や9月の台風によって、光ファイバーなどの情報通信インフラも被害を受けました。すぐに復旧作業に取り掛かりましたが、山間部では難工事になった場所もあり、豪雨災害では仮復旧まで1カ月以上かかったところもあります。新型コロナウイルス感染の影響で県外からの応援が難しかったため、協力会社に呼び掛けたところ、豪雨災害で延べ6000人、台風で3000人以上のお力添えがありました。また企業ボランティアだけでなく、率先して個人的にボランティアとして現地に入った社員もいて、県から表彰していただきました。

─今年の抱負をお聞かせください。

福元 昨年前半は大型受注物件もあり比較的業績も好調でしたが、コロナの影響で今後の業績は厳しくなるでしょう。新たな事業領域の開発やM&A(合併や買収)を通して難局を乗り切っていきたいと思います。しかし、企業価値を支えるのはあくまで人なので、中長期的な視点でプロフェッショナルの養成に努めていきたいですね。

「環境クリーン作戦2020」に参加

概要

所在地 〒860-0832 熊本市中央区萩原町14-45
【電話】096(285)1111
事業内容 電気通信工事業
設立 昭和29年9月
資本金 8億100万円
役員 代表取締役社長/福元秀典
常務取締役/吉田順一
取締役/村上一成、秋山順一郎、赤星昭典、門岡慎治、大我毅志、井手尾敏彦、古堅一成
従業員数 585人
支社・支店 東京、福岡、北九州、長崎、佐賀、熊本、大分、宮崎、鹿児島、広島、関西
グループ会社 (株)Denzai、明正電設(株)、西部通信工業(株)、
(株)システムニシツウ、(株)シスニック、
河崎冷熱電機(株)、(株)アイレックス
ホームページ https://www.sysken.co.jp/

熊本日日新聞社

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