サントリービール株式会社九州熊本工場

環境保全・品質向上活動で生産増へ

─AWS認証など長年の環境への取り組みが評価されています。

大下 AWSは「アライアンス・フォー・ウオーター・スチュワードシップ」の略語で工場単位で取得する国際的な認証です。地域の水資源を大切に使い排水についても環境に負荷をかけないこと。省水活動に継続的に取り組んできたことが評価されました。国内では2018年にサントリー天然水「奥大山ブナの森工場」が初めて取得し九州熊本工場はそれに続く2番目の認証工場となりました。認証取得は2019年12月でしたが、昨年11月に認証継続のための審査があり継続が認められています。さらに昨年8月には熊本県から「熊本県温室効果ガス排出抑制優良事業者表彰」を頂きました。工場内での省エネ活動によってCO2排出量を継続的に減らしたことが評価されました。

─具体的にはどのようなやり方ですか。

大下 炭酸ガスは燃料を燃やした時に出ますので、いかに工場内で使う熱を効率よく使うかということです。現場のアイデアの積み重ねとサントリー他工場の取り組み事例なども参考にしています。

九州熊本工場長 大下 勝巳氏

─生産性・品質向上については。

大下 省エネ・省資源への努力と同様に、生産性と品質の向上を地道に継続してきました。製品面では九州熊本工場で生産しているサントリー「伊右衛門」をリニューアルしました。新たな技術を導入して、いれたてのお茶のような鮮やかな緑色の水色(すいしょく)を実現しました。パッケージも以前の「竹筒」をイメージしたものから四角なスタイルに一新しています。清涼飲料業界も新型コロナの影響で厳しい状況ですが、その中で「伊右衛門」は前年を上回る販売実績を残しました。人気商品の「金麦」についても、昨年初めて春夏秋冬の季節ごとに微妙に中身の味を変えて作り分けることを始めました。「金麦」は食事と合わせて楽しんでいただくことが多いので、季節の食材や料理に合う風味を出すことでお客様にご好評いただいています。

─今年の生産計画は。

大下 2020年は新型コロナの影響で業務用の樽生ビールの出荷量が減りました。ただ、おかげさまで「金麦」などの家庭向け商品の売り上げは堅調に推移しています。もともと九州熊本工場の生産量は年々伸びており、2019年は工場開設以来最高の生産量を記録しています。今年も、おいしいサントリー製品をたくさんの方に愛飲していただきたいと思っています。

サントリービール(株)九州熊本工場

概要

本社所在地 〒135-8631 東京都港区台場2-3-3
事業内容 酒類の製造および販売
創業 2014年
資本金 100億円
役員 代表取締役社長/西田英一郎
従業員数 約500人
関連会社 サントリーホールディングス(株)、サントリー酒類(株)、サントリー食品インターナショナル(株)、サントリーフーズ(株)、サントリービバレッジサービス(株)、サントリースピリッツ(株)、サントリープロダクツ(株)、サントリーウエルネス(株)、サントリーワインインターナショナル(株) ほか
ホームページ https://www.suntory.co.jp/

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