株式会社熊本放送

コロナ禍で「地域密着」の責務果たす

─コロナ禍にあって、昨年は豪雨災害も発生。ローカル局として、どう対応されましたか。

上野 正確な情報を、いち早く届ける報道の役目を果たすことはもちろん、地域住民に寄り添った放送を行うことにも配慮しました。コロナ禍で外出自粛が強いられた折には、熊本に縁のある県外在住の皆さんからのメッセージ動画で構成した「#遠くのあなたへ」を60編オンエアし、休校中の小中学生に向けては、学習支援番組「くまもっと まなびたいム」などを放送しました。7月の豪雨災害に際しては県内民放4局で共同CMを制作し、熊本出身の著名人の方々による応援メッセージを放送しました。これまで経営の基本路線に「地域密着」を掲げて番組制作に取り組んできましたが、災害の続く今こそ、そうした姿勢が大切だとの思いを強めています。

─自社制作番組などで受賞が相次ぎました。

上野 コロナで自粛中のリスナーとスタジオのパーソナリティー2人との電話での会話が軽妙に弾んだ「MEGと大輔の言いたい放題!ゴールデンウィークリクエスト祭り!」が、日本民間放送連盟賞のラジオエンターテインメント部門優秀賞を受賞しました。また同じくラジオで、全国ネットの報道番組「ネットワークトゥデイ」による2020年通期のJRN賞報道部門を受賞。また、県民にステイホームを呼び掛けた新聞広告が昨年の熊日広告賞朝刊・夕刊部門優秀賞に輝きました。

代表取締役社長 上野 淳氏

─「社内企画コンペ」を実施されています。

上野 一昨年から続けており、昨年は4月に中途採用で入社したエンジニアが提案した「ニューノーマルミーティング」が採用されました。これは、ウィズコロナ時代に合った業務改善やライフ・ワーク・バランスを具現化するもので、これから意識調査やプロジェクトを発動させます。

─今年の抱負をお聞かせください。

上野 昨年11月にテレビから派生した「土曜のラジオ番組」をラジオとユーチューブで配信。ラテ兼営局ならではの相乗効果を発揮し、TVerでの見逃し配信など放送新時代に対応していきます。2月1日には阿蘇地区にFM送信所が開局し、クリアなステレオ放送でRKKラジオを楽しんでいただけるようになります。また自社番組の海外への販売にも力を入れたいですね。さらに、熊本地震から丸5年を迎えますので、特別番組を制作し全国に発信したいと考えています。地震やコロナ、豪雨などの経験を通してローカル局の立ち位置が鮮明になった今、私たちの存在意義と責務を改めて強く感じています。

「土曜の番組」(毎週土曜日・昼0時10分放送)。地元熊本でちょっと気になる話題や人、疑問を追いかけ取材。知られざる「熊本県」の姿を紹介します

概要

所在地 〒860-8611 熊本市中央区山崎町30
【電話】096(328)5511
事業内容 民間放送事業(ラジオ・テレビ)
設立 昭和28年7月
資本金 2億円
役員 取締役会長/秋岡廣宣
代表取締役社長/上野 淳
常務取締役/有働祥三、沼野修一、筬島一也
取締役/坂口洋一朗
従業員数 123人
支社 東京支社、大阪支社、福岡支社
関連会社 (株)RKKメディアプランニング
熊本産業文化振興(株)
(株)エヌ・アイ・ケイ
(株)RKKカルチャー
(株)ジェイ・ムーブ
(株)RKK家族の窓口
ホームページ https://rkk.jp/

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