熊本不二コンクリート工業株式会社

生産力増強し宅地造成需要に対応

─昨年の事業の状況はいかがでしたか。

山田 新型コロナの影響はさほど感じられず、売上は安定していました。社内的には消毒液や飛沫飛散防止シートの設置など感染防止のための工夫を行いましたが、人の接触を少なくする必要があるので、今後はテレワーク導入のための情報通信環境整備などにも力を入れていきます。

─生産現場の人材確保の状況はいかがですか。

山田 コロナの影響からか、むしろ採用面では若く有望な人材を集めることができました。管理職の若返りを図っており、昨年7月から新しい人事考課制度も導入しました。やる気のある従業員に、より報いることができる体制になってきたと思っています。また、一昨年に外国人技能実習生11人をベトナムから受け入れましたが、昨年12月に2人加わり13人になりました。皆が若く真面目で元気なので、現場に活力を与えてくれる存在になっているようです。

代表取締役 山田 敬太氏

─本社工場内の生産設備を増強されましたね。

山田 近年は合志市、菊陽町、大津町などの地域で宅地造成の動きが活発で、民間開発物件が増えています。当社はそうした地域に近い地の利を生かせるので、それをチャンスにしたいと考えています。当社工場の敷地はおよそ10㌶あり、約2000種類に及ぶコンクリート二次製品を生産しています。主力製品は道路の側溝などに使用される「U字溝」、造成地や斜面の土留めなどに使用される「L型擁壁」、地下に埋設する「防火水槽」などで、当社でなら宅地造成などに必要なコンクリート二次製品のほとんどをそろえることができます。昨年の設備増強で、今後も需要の伸びが期待できる大型の製品が生産できるようになったので、その生産量も増やしたいですね。新しい設備の導入によって製品の品質が向上しました。それに加えて良かったのは、これまで老朽化した設備を使っていた現場の従業員が作業環境の改善を喜んだことです。設備投資が従業員のやる気を高めることにもつながったようです。

─新年の抱負をお聞かせください。

山田 国連サミットで採択されたSDGs(持続可能な開発目標)のことが報道でも取り上げられますが、当社にとっては、周辺環境の保全への配慮を通じて地元に貢献することがその目標につながります。生産過程で発生する生コンクリート汚泥の脱水処理やコンクリート片などを粉砕する設備への投資など、産業廃棄物を適切に処理していくことを通じ、今後も地域と共に発展を目指します。

工場内の敷地に並ぶ「L型擁壁」

概要

所在地 〒861-1214 菊池市泗水町田島2444
【電話】0968(38)3131
事業内容 コンクリート製品の製造・仕入・販売
設立 昭和48年6月
資本金 1,000万円
役員 代表取締役/山田敬太
取締役会長/山田純策
従業員数 130人
支店 熊本支店、天草支店
ホームページ http://www.kumafuji.co.jp/

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