熊本中央信用金庫

コロナ後見据え、地域振興に尽力

─昨年6月、理事長に就任されました。抱負をお聞かせください。

岡本 前理事長から取り組んできた中期経営計画の「地域やお客さまとともに持続可能な新たな地域社会創りに取り組む」という意味を込めた「共創」のスローガンの下、役職員一丸となってお客さまに寄り添うための行動に努めています。現在はコロナ禍で訪問や面談に制約はありますが、厳しい状況だからこそ、お客さまは私たちの支援を待っていらっしゃると実感しています。地域に貢献するためには、それぞれのニーズや課題を把握し、よりきめ細やかな提案を続けることが大切と考えています。

─熊本豪雨での被災状況と、その後の対応を教えてください。

岡本 当庫では、人吉支店と芦北町の佐敷支店が被災しました。両支店ともに1階が浸水し、ATMなどの機械や設備が使用不能となりました。現在、人吉支店は2階を仮店舗として営業しております。佐敷支店は、しばらく2階で仮営業していましたが、地元建設業の方のご協力で通常営業に戻っています。取引先については、人吉地域では約4割、芦北地域では約5割が被災されました。当初、全ての取引先を訪問し、被災状況や困り事を聞いて回りました。取引先ごとに規模や業種、場所、被害状況が異なりますので、個別に対応しながら、早期の復旧・復興に向けてサポートしているところです。

理事長 岡本 浩幸氏

─長年、地域振興に取り組まれています。

岡本 例年、「くまもと県南フードバレーフェスタ」を開くなど、地域の産業を後押ししてきましたが、コロナ禍でイベントなどの開催が難しい状況です。今後はアフターコロナを見据え、中小企業庁が設置する「よろず支援拠点」との連携や副業人材の紹介といった幅広い経営支援メニューをそろえ、販路拡大はもちろん、人材不足、デジタル化といった取引先の悩みや課題に合った提案ができるよう努めています。中小・零細企業では事業承継などの問題も顕著化しており、各種ニーズに対応するため人材育成にも力を入れています。また、被災地の絆を深め、復興を支援しようと始まった「興こし酒プロジェクト」第4弾として、千葉県の落花生を原料に人吉市の深野酒造さまで仕込んだ焼酎「絆華」を11月に東京で行われた「よい仕事おこしフェア」会場で販売しました。今年もお客さまに寄り添い、アフターコロナを見据えつつ持続可能な地域づくりに努めてまいります。

令和元年房総半島台風で被災した千葉県産の落花生で造った落花生焼酎「絆華(きのはな)」

概要

所在地 〒862-0973 熊本市中央区大江本町1番6号
【電話】096(366)1111
創立 大正12年12月5日
役職員数 224人
役員 会長(非常勤理事)/沼田雄一
理 事 長/岡本浩幸
常務理事/池?龍彦
常勤理事/原口啓二、松高逸夫
吉田太士、田中吉幸
常勤監事/大西浩司
非常勤理事/坂田信介、嶋田一郎、永田洋一
非常勤監事/林田直志(員外)、後藤 博
店舗数 18店舗
資金量 2,086億円(2020年9月末)
ホームページ http://www.kumachu.jp/

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