熊本製粉株式会社

付加価値の高い商品で未来を創造

─コロナ禍における取り組みは。

宮本 新型コロナウイルス感染症対策本部を立ち上げ、徹底した予防対策を行っています。流行し始めたのがちょうど採用試験の時期だったので急きょ、ウェブ面接スタイルに切り替え、懇談会や内定式も全てウェブ上で実施しました。また、毎年200人ほどのお客さまを招いて開いている経営セミナーは、ウェブセミナーとして開催。社内外のやりとりにリモート会議を取り入れたことで業務を効率化でき、プラスの変化もありました。

─ニューノーマル(新常態)を意識した働き方を進められています。

宮本 全社横断的なDX(デジタルトランスフォーメーション)化を進め、生産性の向上に努めていきたいと考えています。単純作業はRPA(人工知能搭載のロボット)に移行し、それぞれの部署で生まれた時間や余力を付加価値の高い仕事に向けてもらうことで、より良い商品・サービスを開発。現場の実情を踏まえたボトムアップ型で、熊本製粉らしいDX化の形をつくっていきます。

代表取締役社長 宮本 貫治氏

─食品産業新聞社の「第50回食品産業技術功労賞地方発部門」を受賞されました。

宮本 「熊本県合志市とアマランサスを栽培、商品化」という取り組みで受賞しました。アマランサスは、社内組織の垣根を越えたプロジェクト「未来会議」の新商品開発関連で試験栽培を行っていたヒユ科の穀物です。種子をローストし、パウダー状に製粉したものを販売したところ、高い栄養価と品質が認められ、がん治療の研究・開発を応援するプロジェクトの賛同商品にも採用されました。将来的に収量を安定させることができれば、付加価値の高い商品になると確信しています。また、創立70周年を記念して発売したグルテンフリーケーキミックスの「菓子用プレミックス粉及び菓子の製造方法」が、3年越しで特許を取得できました。小麦アレルギーの子どもやその親御さんからたくさんの感謝の手紙やEメールが届くような人気商品だったので、喜びもひとしおです。

─昨年の動向と今後の展望を聞かせください。

宮本 コロナ禍での巣ごもり需要によって家庭用プレミックス粉が爆発的に売れ、一時は生産も追いつかない状態でした。一方で業務用粉の売り上げは減少し、昨年は減収減益の見込みです。業界全体の落ち込みは当分続くでしょうから、これをカバーするためにも付加価値のある商品づくりを推進したいと思います。

「グルテンフリーケーキミックス(プレーン)」

概要

所在地 〒860-8625 熊本市西区花園1丁目25-1
【電話】096(355)1221
設立 昭和22年5月
事業内容 製粉、加工食品、倉庫、太陽光発電
資本金 4億9,350万円
役員 代表取締役社長/宮本貫治
常務取締役/野原敏朗
取締役/松永幸太郎、浦郷弘昭、藤江 修、米田幸孝、牛尾幸光
監査役/玉置継夫
従業員数 197人
出先 東京営業所、大阪営業所、福岡営業所、福岡工場
グループ企業 白熊商事(株)、熊本製粉ロジスティクス(株)、(株)三協デリカ、(株)きりしまベーカリー
ホームページ https://www.bears-k.co.jp/

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