株式会社熊本コアミックス

熊本から世界へ漫画ビジネスを展開

─設立経緯や取り組みを教えてください。

持田 「株式会社コアミックス」(東京都)は漫画専門の出版社で、「コミックゼノン」などを発行しています。熊本地震の翌年に「熊本国際漫画祭」を開催したことが縁で、熊本の方々の漫画に対する熱い思いを受け、継続的な事業展開を目的に熊本に拠点を構えました。その一環として、才能ある若い人たちが漫画家や編集者を志すきっかけをつくるために編集部分室「コアミックスまんがラボ」を鶴屋百貨店内にオープン。プロユースの画材を誰でも自由に使えるほか、漫画の制作、プロ編集者に作品内容の相談もできる場としています。「熊本国際漫画祭」は過去3回開催し、漫画を通じて世界がつながろうと、一つのテーマについて世界中から寄せられたサイレント漫画を発表しています。高森町では2018年から各国のクリエーターや地元の子どもたちを集め「くまもと国際マンガCAMP」を実施。昨年は、2回分をまとめた作品集を作成したほか、YouTubeでライブ配信しました。さらに、国内外のクリエーターを育成する施設として昨年末、同町に「アーティストビレッジ阿蘇096区」を設立しました。熊本版〝トキワ荘〟を目指します。

代表取締役社長 持田 修一氏

─女性歌劇団を結成されました。

持田 漫画の新しい可能性の一つとして〝ライブ化〟があると考え、女性歌劇団「096k」を結成しました。今年3月18日に「市民会館シアーズホーム夢ホール」で予定している旗揚げ公演「前田慶次かぶき旅」に向け、全国オーディションで選ばれた22人が現在、練習に励んでいるところです。舞台の定期公演も進めています。団員は高森町内で生活し、高森町との連携協定に基づき、パート職員として地域おこしや広報活動の一翼も担います。1月6日から毎週水曜深夜に熊本放送(RKK)でテレビ番組「096kカゲキッ!団」も始まりますので、ぜひご覧ください。漫画は、国内だけでなく世界を市場としており、アニメ化やゲーム化などキラーコンテンツになれば、将来的に大いにビジネスとして成り立つと考えています。

─熊本での飲食事業も進行中だと聞きました。

持田 東京で「カフェゼノン」と、熊本食材専門店「ゼノンサカバ」の2つの飲食事業も手掛けており、そのメンバーを熊本に呼び、地元食材を使った商品開発や、弊社の漫画のコンテンツとのコラボレーションを進めています。地域の自治体や企業、生産者との結び付きが強まり、さまざまな取り組みに発展すればうれしいですね。

漫画家や劇団員たちの育成施設「アーティストビレッジ阿蘇096区」(高森町)

概要

所在地 〒860-0808 熊本市中央区手取本町5-7
鶴屋WING館7F 
【電話】096(353)3302
コアミックスまんがラボ 
【電話】096(353)3300
事業内容 漫画雑誌・コミックス・書籍の編集・出版、デジタルコンテンツの制作・配信、ライセンス事業、アーティスト育成事業、飲食事業
設立 2018年10月
資本金 1,000万円
役員 代表取締役会長/堀江信彦
代表取締役社長/持田修一
取締役/高橋政行、渡邊慎之介
監査役/鈴木正隆、宮 直樹
関連会社 (株)コアミックス、(株)じぞう屋
ホームページ https://kumamoto-coamix.co.jp/

熊本日日新聞社

Copyright(c)2021 Kumamoto Nichinichi Shimbun. All rights reserved.

無断転載は禁じます。
「プレジデント倶楽部2021」に掲載の記事、写真等の著作権は
熊本日日新聞社または、各情報提供者にあります。
一部の文字は本来の表記と異なる場合があります。
ブラウザによっては情報の一部が欠如、
あるいは正しく表示されない場合もあります。