熊本県民テレビ

親しまれる地方メディアの姿を追求

─視聴者に好評の番組についてお聞かせください。

塩野 平日夕方のローカルワイド番組「てれビタ」は昨年も好評でした。長く親しまれている番組なので変えてはいけないところは大事にしています。ただ今の時代は各コーナーがどのような視聴者に好評なのか、ある程度分かるので常に新たな発想と工夫を盛り込みながら制作を進めています。特に若者向けの番組は、今やネットと連動することが制作に不可欠な流れになっています。芸人で人気ユーチューバーでもあるキングコング・梶原雄太さんが進行役を務める視聴者参加型バラエティー番組「カジサックのじゃないと!」(毎週金曜24時30分放送)は、SNS(会員制交流サイト)で情報を知った人たちが番組収録中のロケ現場に集まるようになりました。番組は民放の動画配信サイト「TVer(ティーバー)」と動画配信サービス「Hulu(フールー)」でも見ることができますが、配信を始めた2019年4月からTVerでは毎月5000~8000回再生されています。県外の人にも知られてきたのでしょう。今後もこうした新しい時代のコミュニケーションを担う番組を育て、熊本の魅力も広く伝えたいと考えています。

代表取締役社長 塩野 弥千夫氏

─コロナ禍の影響はいかがですか。

塩野 昨年は、3月のライブハウスイベント「HAPPY JACK」、4月の国内女子プロゴルフツアー「KKT杯バンテリンレディスオープン」など、計画していたイベントの中止を決めました。8月にグランメッセ熊本(益城町)で開催予定だった「青少年のための科学の祭典」も中止しましたが、Webサイトを開設して自宅で体験してもらえる実験動画などを配信するようにしました。また、医療現場の情報を紹介する「Dr・テレビたん」の取り組みとしてリモート(遠隔)で「医療業界オンライン就職説明会」を開催しました。今後もできることを工夫して行っていきます。

─今年の抱負をお聞かせください。

塩野 昨年7月の豪雨災害の際は報道特別番組を7回放送しました。こうした特番の視聴率は日頃のニュース番組の延長線上にあると考え、信頼されるメディアとして緊張感を持って取り組みます。当社は2022年に開局40周年の節目の年を迎えます。その前に会社のあらゆることを再点検し、今年から楽しめる企画を仕込んでいきます。皆さまに好感を持っていただけるよう、新しいアイデアを出して、今までの枠に捉われない地方メディアの姿を追求していきます。

リニューアルして4月で4年目を迎える「てれビタ」
(月~金、午後4時50分から放送)

概要

所在地 〒862-8504 熊本市中央区大江2丁目1-10
【電話】096(363)6111
開局 昭和57年4月1日
資本金 20億円
役員 代表取締役社長/塩野弥千夫
専務取締役/杉本敏也
常務取締役/永田広道
取締役/橘 俊男、宮本秀樹、黒田康敬、河村裕二
常勤監査役/大久保龍二
従業員数 75人
事業内容 民間放送業
支社 東京、大阪、福岡
関連会社 (株)KKTエンタープライズ
(株)KKTイノベート
ホームページ https://www.kkt.jp/

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