熊本県信用保証協会

提案型支援で熊本経済の難局打開へ

─新型コロナウイルス感染症に伴う経済停滞など課題が山積する中、昨年8月、会長に就任されました。あらためて協会の役割をお聞かせください。

村田 当協会は、内閣総理大臣、経済産業大臣の認可を受けた公的機関で、中小企業者の皆さまが金融機関から事業資金を借り入れる際、公的な保証人となって金融を円滑にし、中小企業の振興を図っています。まさに今のコロナ禍における厳しい経済環境の中で、そのミッションを大いに果たさなければならないと決意を新たにしています。

─新型コロナに伴うこれまでの対応について教えてください。

村田 昨年2月22日に県内初の新型コロナ感染者が確認されました。その3日後には協会独自の資金繰り支援策を開始しました。3月2日には、県が保証料を全額補助する「熊本県金融円滑化特別資金(新型コロナ対策)」の取り扱いを開始し、さらに熊本市が3年間の利子補助を打ち出しました。その後、多くの市町村が熊本市に追随し、金融機関や商工団体とも連携した「熊本モデル」ともいえる画期的な制度融資となり、中小企業からの保証申し込みが殺到しました。

会 長 村田 信一氏

─新型コロナ関連の保証承諾実績はどのような状況ですか。

村田 2020年度の上半期は、過去に最も保証承諾したリーマン・ショック時の半年間を上回り、件数では1万6297件(対前年度比約460%)、金額で2338億円(対前年度比約670%)と、当協会創設71年の歴史の中で最大の保証承諾実績を記録しました。保証債務残高は4000億円に迫り、県内中小企業者の約半数が当協会をご利用いただいています。

─今年の取り組みやこれからの展望についてお聞きします。

村田 熊本はいま、「熊本地震」「コロナ禍」、そして昨年の「7月豪雨」と、三重苦の中にあります。これらの現状と今後を見据えて、令和2年8月に発足した「アフターコロナ対策支援プロジェクト」や従来からの「専門家派遣事業」などにより、個々の企業に見合った支援策を提案していきます。日本経済は戦後最大の危機に直面しているとされますが、当協会としましては、行政や金融機関、商工団体など支援機関と連携し、中小企業の皆さまと一緒になって、この難局を乗り切りたいと考えています。

熊本市中央区南熊本の本所事務所

概要

所在地 〒860-8551 熊本市中央区南熊本4丁目1-1
【電話】096(375)2000
業務内容 信用保証、金融・経営相談
設立 昭和24年3月31日
役員 会長/村田信一
専務理事/田浦眞光
理事/木本弘一
監事/金柿賢児
職員数 73人
事業所 本所、八代支所、天草支所
ホームページ https://www.kumamoto-cgc.or.jp/

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