熊本県経済農業協同組合連合会

安全・安心な県産農畜産物を全国へ

─昨年6月に新会長に就任されました。

丁 私はJA職員として働き、JAあしきたの組合長をしていた経験から連合会会長は農業と組織運営を理解している人がふさわしいと考えていました。このような中、各地域のJA役員の皆さまから会長就任への要請があり、家族とも相談し、会長職をお受けすることにしました。地域の農家の皆さんや各JAの思いを負託されたということですので「目線はJA、組合員さんに置く」という使命感で職務に当たりたいと考えています。

─7月豪雨では芦北地域も被害を受けました。

丁 近年、全国的に自然災害が増加しており、懸念しております。会長就任直後にJAあしきた組合員の農地に大量の土砂が流れ込んでいる状況や斜面の崩落、ハウスの冠水、建て替えたばかりのJAあしきた本所・直売所などが水没している光景を見て、目の前が真っ暗になりました。実際、10億円を超える被害があり、幹部職員たちを「時間がかかるかもしれないが、常に前を向いて仕事をしてほしい」と力づけました。また、各JAからも復旧作業の応援を頂き、相互扶助の理念に基づくJAという組織のありがたさを改めて感じました。

代表理事会長 丁 道夫氏

─JA熊本経済連会長としての今後の課題は。

丁 新型コロナによる外出自粛で飲食店の営業短縮や式典・イベントの中止などにより、牛肉・花卉などを中心に需要が減少しました。コロナ禍においても県産農畜産物の販売強化に取り組む必要があります。10月に開催した秋冬野菜・果実の出荷大会は、県外市場と熊本をリモートで結び開催しました。そうした工夫をしながら経済活動を行うことが重要です。ただし、リモートだけではなく、やはり直接お会いして皆さまと話をする必要があります。今後は感染予防策を取りながら、社長さんたちのところにお伺いして、県産農畜産物を直接売り込みたいと考えています。同時に販売や市場の状況を把握し、各JAにその情報を伝えていきたい。また、農業は国民の暮らしと安全に直接つながる大切な産業ですが、日本では食料自給率が38%程度しかありません。JA熊本経済連は「チームくまもと」として、県内どこで作っても熊本の生産物はみんな一緒でおいしい―そんな農畜産物を全国へ提供するのだという気持ちで販売に当たりたい。そのためにもGAP(農業生産工程管理)の持つ役割は大きいと考えます。また、農協の垣根を越えて選果場を共有することでコスト削減につなげることにも取り組んでいきたいと思っています。

市場の反響も大きい統一ブランドマーク

概要

所在地 〒860-8528 熊本市中央区南千反畑町3-1
【電話】096(328)1115
設立 昭和26年4月1日
事業内容 農業関係販売、購買事業
出資金 40億1,669万円
職員数 249人(2020年12月1日現在)
役員 代表理事会長/丁 道夫
(理事12人・監事4人)
事業所 東京事務所、大阪事務所、名古屋出張所、福岡出張所(ほか7事業所)
関連会社 熊本くみあい運輸(株)、(株)エーコープ熊本、ユーユーフーズ(株)、熊本パールライス(株)、熊本クミアイプロパン(株)、(株)熊本畜産流通センター、(株)熊本蛋白ミール公社
ホームページ https://www.jakk.or.jp/

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