カリーノグループ

不動産業を通じ地域活性化に貢献

─不動産業を軸に展開されていますが、コロナ禍の影響はいかがでしたか。

馬場 当グループは九州、山口を中心に115の不動産物件を保有し、総合不動産業として地域に根差して展開しています。私たちの不動産業は、取得した物件は最後まで売却せずに所有し続けるという考えを基本としています。したがって、空き物件を購入し、自社所有の物件を企画・開発・リーシング(テナント誘致)して収益物件に仕上げていくスタイルです。テナントの皆さまと共存共栄を目指し、そのために巨額投資を極力控え、今ある物件をリニューアルすることで維持しながら、損益分岐点を抑える経営を心掛けています。賃料はもともと、採算が取れる最低限の設定にしており、今のところテナントの退店はほとんどありませんが、今後は影響が出てくるかもしれません。

─グループ全体の状況を教えてください。

馬場 現在、14社によるグループ経営を展開しています。コロナ禍で売り上げがダウンした会社もありましたが、その一方で総合物流企業や洋菓子店「シャトレーゼ」の業績が好調で、前年度は増収増益でした。関連会社は独立性を保って経営していますので、それぞれの会社に責任感が生まれ、経営力の強化につながっています。グループとして多角化していてよかったと感じています。

代表取締役 馬場 英治氏

─今年3月、「サンリー・カリーノ菊陽店」をオープンされます。

馬場 施設全体で60店舗の出店を計画しています。本館には、ゆめマートのほか服飾・雑貨、フィットネスクラブなど約50店舗。新たに整備する別棟には、スターバックスコーヒーやマクドナルドなどが入居する予定で、全体で年間60億円の売り上げを見込んでいます。近くには「ゆめタウン光の森」がありますが、JR豊肥線を境に商圏を区別でき、店づくりも異なっています。地域の人に愛されるような魅力あるテナント誘致を進めています。

─カリーノ魚屋町ビル(旧三井住友銀行熊本支店)の活用も楽しみです。

馬場 私たちは、この歴史ある地域の財産を〝教材〟と位置付けています。ゼロからつくり上げる不動産業を20年間営んできましたが、今後も地域の方々のご意見を聞きながら、知恵を絞っていきたいですね。このプロジェクトは、手を挙げたやる気のある若手社員が中心となって進めています。プロジェクトを通して社内が活性化し、ひいては街全体の元気につながるのではないかと期待しています。

2021年春オープン予定の「サンリー・カリーノ菊陽」

概要

所在地 〒860-0801 熊本市中央区安政町1-2
設立 2002年8月
業務内容 不動産賃貸事業、プロパティマネジメント(PM)、ビルメンテナンス(BM)、食品関連小売FC事業
従業員数 2,350人
役員 代表取締役/馬場英治
グループ会社 (株)カリーノホールディングス、(株)カリーノ、(株)カリーノマネジメント、(株)カリーノファシリティーズ、(株)石原電設、(株)コムテックス、(株)カリーノクリエイト、(株)カリーノビジネスサポート、(株)キングミート販売、(株)御縁、(株)プレネットシステムズ、(株)エーブル、(株)カリーノ企画、(株)BILLION
ホームページ https://www.carino.co.jp/

熊本日日新聞社

Copyright(c)2021 Kumamoto Nichinichi Shimbun. All rights reserved.

無断転載は禁じます。
「プレジデント倶楽部2021」に掲載の記事、写真等の著作権は
熊本日日新聞社または、各情報提供者にあります。
一部の文字は本来の表記と異なる場合があります。
ブラウザによっては情報の一部が欠如、
あるいは正しく表示されない場合もあります。