株式会社エフエム熊本

面白いラジオに 現場力を結集して

─大変な一年でしたね。

浜田 新型コロナウイルスが猖獗を極め、人生設計や企業経営の変更、修正を迫られる方も多く、わが社も厳しい状況に直面しました。しかし、開局35周年を無事に迎えることができ、リスナーの皆さまをはじめ、地域社会や先輩方のおかげだと感謝しています。熊本は地震の傷が癒えない中、コロナに豪雨と三重苦に見舞われていますが、40周年を目指し、地域と共に力強く前に進みたいと思います。地震直後から放送している「FMK熊本地震復興応援プロジェクトwith」(日曜午前9時45分)は豪雨被災者の方々の一助になればとの願いから、「FMK熊本復興応援プロジェクトwith」にタイトルを改め、対象を広げました。ラジオを聴いていると、音楽には人に寄り添い、癒やしたり励ましたりする力があると再認識しています。昨年は「福山雅治 福のラジオ」(土曜午後2時)で「幸せのサラダ」、「桑田佳祐のやさしい夜遊び」(土曜午後11時)では「金目鯛の煮つけ」という、巣ごもり現象を象徴するような歌が多く流れました。緊張感を強いられる生活の中、家庭的な温もりと安らぎを感じます。

─ラジオ放送をインターネットでほぼ同時に配信する「ラジコ」の利用が広がっています。

浜田 ラジコは、ラジオの今後を切り開く手立てになると思います。県内の番組なら、無料のアプリを使ってスマホやパソコンで手軽に受信でき、1週間以内の番組を聴くことも可能です。リモート勤務や休校で在宅時間が増え、昨年4月の聴取者は延べ910万人と過去最高でした。コロナ禍でラジオの価値は着実に高まっています。ピンチをどうしのぎ、チャンスに転じていくかが問われています。面白い番組を的確な手段でお届けすることが大事です。

代表取締役社長 浜田 浩生氏

─Webなどとの新たな連動を試みていますね。

浜田 昨年は原点回帰、温故知新の気持ちで十数年ぶりに電話リクエスト番組を復活させ、「懐かしい」との声が相次ぎました。一方で、Webを連動させた仮想の音楽フェスティバルを開催しました。音楽イベントの中止を受け、仮想空間での設定で新旧・洋邦楽のライブ音源を放送。飲食情報サイトを設けた協賛社から食事や飲み物などを購入し、リスナーからツイッターで受け付けてプレゼントしました。出演ミュージシャンの公式グッズも販売、支援しました。先行きが不透明ですが、試行錯誤を重ねて切り開きたいですね。若々しい感性と創意にあふれた社員やスタッフの現場力を結集して、新しい時代が求めるラジオ放送局を創造していく方針です。

番組「FMK熊本復興応援プロジェクト~with~」のロゴマーク

概要

所在地 〒860-0001 熊本市中央区千葉城町5-50
【電話】096(353)3131
設立 昭和60年4月1日
業務内容 民間放送業
資本金 4億9,500万円
役員 代表取締役社長/浜田浩生
取締役/伊佐坂功親
従業員数 22人
支社 東京支社
ホームページ https://fmk.fm/

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