味岡生コンクリートグループ

集約化推進で災害防止の役割を強化

─新型コロナの影響は。

味岡 全国生コンクリート工業組合連合会の九州地区本部長をしている関係で会議が多く、九州各県との間ではWEB会議を行うようにしました。全国的には災害復旧工事や新幹線、高速道路の二車線化工事などがあり、生コンの需要が続いています。災害がなかった地域でも予防工事がありますが、生コン需要については地域的な格差が見られます。

─業界の集約化が進んでいます。

味岡 後継者がいないなどの事情から手放したいとする他社工場を、わが社では引き受けてきました。地球温暖化で狭い地域に豪雨が発生し、しかも激甚化しています。このような状況下にあって川辺川ダムが建設されることになってもダム上流には砂防ダムが必要で、災害防止のために生コンの生産供給は地道に続けなければなりません。生コンは半製品なので一時間以内に打設しなくては固まります。住む人たちの安全を守るためにも、地域ごとに生コン工場がどうしても必要です。ただ、われわれがどうやったら生き残れるかを考える上では工場の集約化は避けることができません。

代表取締役 味岡 和國氏

─新たに農業事業に参入されました。

味岡 人吉球磨はお茶生産の適地で五木村、相良村、錦町、あさぎり町などではお茶栽培が盛んです。ところが、後継者問題などもあり栽培農家は減少気味です。その状況の中で行政からの相談もあり、お茶畑を買収して大手飲料メーカー・伊藤園に一次加工した茶葉を納入する事業を開始しました。ただ、「どうせやるなら大規模なお茶園を目指すぞ」という意気込みで規模の拡大を図っているところです。ところが、お茶栽培に乗り出したことをきっかけに、後継者のいない農地を引き受けてコメ作りにも参入することになりました。将来は生産した農産物の直販事業を展開したいと考えています。

─今後の生コンの需要見通しは。

味岡 熊本地震からの復興工事は大体終わりました。今後は熊本駅前のタワーマンションや熊本県の防災センター、阿蘇郡西原村の大切畑ダム工事関連や熊本市花畑町のNTT西日本桜町ビルの再開発での需要が期待されます。そのほかにも熊本市の西環状道路、県南では球磨川の豪雨被害復旧、県北は有明海沿岸道路、天草での高規格道路、阿蘇での中九州横断道路、県央では九州横断自動車道の計画もあります。一丸となって生コン供給を担っていくことで業界の未来を明るいものにしたいと思います。

味岡南ヶ丘農園(株)の石倉(あさぎり町)

概要

所在地 〒868-0415 球磨郡あさぎり町免田西3278
【電話】0966(45)0100
設立 昭和62年11月30日
業務内容 生コンクリート製造販売
資本金 3億740万円(グループ計)
役員 代表取締役/味岡和國
従業員数 359人
関連会社 味岡ホールディングス(株)、滋賀味岡生コンクリート(株)、広島味岡生コンクリート(株)、味岡ヤマト生コンクリート(株)、福岡味岡生コンクリート(株)、長崎味岡生コンクリート(株)、大分味岡生コンクリート(株)、味岡ガイナン生コンクリート(株)、熊本味岡生コンクリート(株)、味岡有明生コンクリート(株)、宮崎味岡生コンクリート(株)、味岡西諸地区建設事業協同組合、鹿児島味岡生コンクリート(株)、味岡(株)、味岡マシナリー(株)、味岡リース(株)、味岡安全機材(株)、九州味岡エナジー(株)、三洋開発商事(株)、味岡アイキ生コンクリート(株)、味岡南ヶ丘農園(株)、味岡三和生コンクリート(株)、味岡三和砕石(株)、味岡葦北中央生コンクリート(株)
ホームページ http://www.ajioka-namakon.co.jp/

熊本日日新聞社

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