株式会社ヤマックス

「競争と協調」をモットーに邁進

─昨年10月、同業のヤマウ(福岡市)と業務提携されました。

茂森 当社とヤマウ社とはライバル関係にありますが、昨今の人手不足を主要因とした原材料・運賃の高騰や労務コストの上昇といった、業況への課題対応については共通の認識を持っていることから業務提携に至りました。両社は事業分野と事業エリアの重複がほぼないため、業務提携を行うことで事業の拡張や企業力の強化に向けたさまざまなメリットが期待できると考えます。今後、生産設備や物流拠点の相互利用、原材料・備品などの共同購入、新製品・新技術の共同開発など広い範囲で提携を進め、生産設備の稼働率向上や生産体制の効率化でコストを削減することで、両社の強みを最大限に生かしていきたいと思います。

─熊本地震の復旧・復興事業に注力されています。

茂森 当社は熊本地震以降、復旧・復興工事への対応を最優先にしています。益城町では道路の拡幅工事が本格化しているほか、区画整理や復興住宅の建築が進められており、そのための製品供給に力を注いでいるところです。一方で、東北地方では集中復興期間が終わって復興事業費は縮小されましたが、防災・減災事業に向けた活動ならびにインフラ整備工事への製品供給など、今後も地方再生のお手伝いを継続していきます。

代表取締役社長 茂森 拓氏

─首都圏をはじめ県外での業績も好調です。

茂森 東京で受注した選手村の共同住宅約4000戸の床板工事と、有明アリーナの部材工事は完了しました。さらに首都圏では、老朽化したビルの建て替えや、ホテルやマンション、商業施設などの建設が盛んです。そんな中、部材を現場で組み立てることにより省人化と工期短縮が可能な、当社のPC(プレキャスト)コンクリート製品の需要が大きく伸びています。また、沖縄県では防衛関連施設の工事が進められており、当社では関係者家族の住宅の建築部材の供給に対応しています。

─今年の抱負をお聞かせください。

茂森 近年、災害が頻発・激甚化しています。国は国土強靱化に向け、防災・減災対策や道路・橋などの老朽化対策に予算を計上しており、九州管内でもPC製品への要望が高まるでしょう。当社では製品の供給を通して、安心・安全な社会のインフラ整備に尽力していきます。また、コンクリート業界で合従連衡が加速する中、「競争と協調」をモットーに、同業他社との連携を能動的に推進し、企業価値の向上を図っていきたいと考えています。

インフラ整備工事への当社製品
「マックスボックスプラス」

概要

所在地 〒862-0950 熊本市中央区水前寺3丁目9-5
【電話】096(381)6411
事業内容 土木・建築用コンクリート製品の製造・販売・戸建て住宅の販売
設立 昭和38年10月10日
資本金 17億5,204万円
役員 代表取締役会長/茂森 潔
代表取締役社長/茂森 拓
取締役副社長/森 將彦
専務取締役/甲斐広志
常務取締役/名村朝克、久野俊文、西田親良
取締役/長岡純生、津留 清
監査役/坂井 裕、松山隆文、中島邦介
従業員数 497人
支店等 3支店、8工場、8営業所
関連会社 (株)東北ヤマックス(宮城)ほか
ホームページ http://www.yamax.co.jp/

熊本日日新聞社

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