マルキン食品株式会社

海外市場、新分野の商品開発に本腰

─昨年、新社屋が完成しました。

吉良 1階に新設した「キッチンスタジオ」は、当社の商品を使った料理の提案だけでなく、食育の場としても積極的に活用したいと考えています。昨年はご近所さんを招待し、納豆を使った料理の試食会や小学生を対象にした豆腐作りの食育イベント、親子料理教室などを開催しました。社内では社員の固定席を決めず、その日の業務内容に合わせて席を選んで働く「フリーアドレス」を導入しました。それにより社員間のコミュニケーションや情報交換が活性化し、整理整頓、企画の増加にもつながっているように思います。今後はさらに社員が個性を発揮し、モチベーションを高め、仕事を楽しめるよう改革していきたいですね。

代表取締役社長 吉良 扶佐子氏
※「吉良」の「吉」の「士」は実際は「土」

─昨年はテレビCMで話題の「元気こんにゃく やせ麺」をはじめ、新商品が多く登場しました。

吉良 やせ麺は「温そば風」と「野菜ちゃんぽん風」が加わり、全5種になりました。特長は糖質オフ、低カロリー、こんにゃく麺は、そば・小麦アレルギーの方も安心のグルテンフリー。スープ付きで簡単に食べられる、体に〝やさしいせいかつ〟を応援する商品です。キャンペーンではインスタグラムを活用し、調理例や食べている様子の画像で認知度アップやアレンジレシピの拡散を狙いました。3月に発売した寒天麺を使ったところてん「元気かんてん クリアスイスイ 三杯酢」は、海藻臭が苦手な方や若者にも好評です。12月には「元気納豆 W(ダブル)のチカラひきわり」を発売しました。タレに加えたシールド乳酸菌と納豆菌により免疫力が高まる効果を期待できることから、冬場の健康対策としてはもちろん、通年の食事に取り入れていただきたい商品です。また、熊本で開催された「女子ハンドボール世界選手権大会」では商品のパッケージにくまモンのPR用デザインを施し、選手の合宿の朝食に寄贈するなど、PRと健康サポートで大会を応援しました。

─2020年以降の展望をお聞かせください。

吉良 既存商品の高品質化に加え、熊本地震の時に痛感した「食のありがたさ」から、常温で保管でき、非常時でもヘルシーで手軽に食べられる加工食品の開発に取り組みます。また、海外のニーズに合う商品開発も進め、アジア、アメリカなどの新市場、新分野への参入に向けた取り組みをスタートします。「愛ある味のパートナー」という使命の下、元気と健康をお届けし、今後も挑戦を続け、さらなる成長を目指します。

商品の一例

概要

所在地 〒860-0823 熊本市中央区世安町380
【電話】096(325)3232(代表)
創業 大正4年3月
事業内容 食品製造および販売(納豆、豆腐、こんにゃく、ところ天、かんてん、穀粉)
資本金 5,000万円
従業員数 400人(グループ合計)
役員 代表取締役社長/吉良扶佐子
取締役副社長/吉良泰彦
常務取締役生産本部長/坂本秀文
常務取締役管理本部長/嶋村公明
取締役営業本部長/松川宣弘
取締役経営企画室長/堀田耕一
監査役/吉良啓子
執行役員第三営業部長/四方田涼二
営業拠点 熊本、福岡、広島、近畿、南九州他
物流センター 熊本(嘉島)
工場 阿蘇、松橋、宇土
関連会社 九州大豆食品(株)、マルキン商事(株)、(株)本伝九曜紋、(株)バイオの森
ホームページ https://www.marukinfoods.co.jp/

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