松木グループ

創業100年に向け持ち株会社設立

─グループ企業の持ち株会社を設立されました。

松木 昨年1月に松木産業を除くグループ6社の本部機能を担う持ち株会社「ARLSホールディングス」を設立しました。名前は「総合物流業」を意味する「All-Round Logistics Solutions」に由来します。グループの事業は拡大しているため各企業の経営をより良い方向に向かわせるリーダーが必要になっています。持ち株会社は各会社の将来を担える経営者の育成、資産の管理やグループ事業の開発などを担当します。昨年は創業95周年の年でしたが、来る100周年に向けてスムーズな事業承継につなげたいと考えています。各事業の未来が開けるようしっかり準備を進めたいと思います。

─松木産業の創業は1924(大正13)年とか。

松木 先々代社長で祖父の松木國治は、八代への製紙工場建設計画が1923年に起きた関東大震災によって立ち消えになりそうになったとき、工場誘致に奔走して現在の日本製紙八代工場の建設を主導しました。工場稼働に合わせて松木産業を創業し、生産される製品の梱包作業を担当し、後に工場への原材料搬入や仕込みなども担当するようになりました。作業に必要な木製パレットの提供業務から「大日産業」が発足し、工場への原材料搬入や製品の配送業務が松木運輸の物流事業に発展。2003年に八代港の港湾業務に進出して輸出入ならびに通関業務なども行うようになりました。所有するトラックの整備事業は松栄整備が行うといったように、各会社が発展してきました。

代表取締役社長 松木 喜一氏

─外国人技能実習生を受け入れられました。■

松木 一昨年12月から昨年にかけ自動車整備に2人、製紙工場内の製品包装要員に8人、いずれもベトナムから技能実習生を受け入れました。全員とても真面目で素直、仕事の飲み込みも早いので今後は、自炊ができる個室付きの宿舎を設け、20人程度まで受け入れを増やす予定です。最長で5年の実習期間を終え彼らが本国に戻って、身に付けた技術で生活の基盤をつくり、いつの日か八代に遊びに来てくれればうれしい限りです。

─今後の抱負をお聞かせください。

松木 業務面ではロボット技術なども使い徹底した省力化を図る一方で、女性や高齢者、外国人も働きやすい労働環境の整備に努めていきます。そしてグループの総合力を発揮し、八代港の価値を広く海外の人々にも理解していただけるよう、民間企業としてできる限りの取り組みを続けていきます。

一昨年5月に完成した自動倉庫

概要

所在地 (本社)
〒866-0851 八代市毘舎丸町1-3
【電話】0965(32)6111(代表)
創業 大正13年10月
役員 代表取締役社長/松木喜一
ほか役員/尾坂大介、松木一史、大谷昭次、岩坂 誠、山下勇一、佐藤耕一
従業員数 436人(グループ計)
グループ企業 松木産業(株)、ARLSホールディングス(株)、松木運輸(株)、大日産業(株)、松栄整備(株)、MGS(株)、八代港湾倉庫(株)、(株)FDP
事業所 港事業所(八代港)、熊本港シッピングサービス、佐賀営業所、ダイニチ本社工場、ダイニチ物流センター、松栄やつしろ港センター工場、車検のショーエイ南店・大村プラザ店、ほか
主要施設 自動倉庫、危険物倉庫、一般倉庫、ほか
ホームページ http://www.g-matsuki.co.jp/

熊本日日新聞社

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