株式会社前田産業

全国展開を視野に社内態勢を構築

─昨年1月に熊本市南区野田の新社屋に本社を移転されました。

木村 以前に比べて敷地は約4倍、床面積は約2倍になり、国道3号に面しているので場所も分かりやすくなりました。設計の細部については、当社の女性社員を中心とするチームに意見を出してもらいながら進めたので、清潔感のある使い勝手の良い空間になったのではないでしょうか。新社屋を会社の新しい〝器〟と考えると、今はその器にふさわしい成長を目指す新たな段階に来ていると思います。

─県外での事業展開が順調なようですね。

木村 熊本地震の後、県外の解体工事を受注できる態勢を目指して、東京や大阪をはじめ、各支店の強化を図ってきました。東京では今年、オリンピック・パラリンピックが開催されますが、その後も都市の再開発計画などがあり、着実な需要の伸びが予想されます。また、関西圏では2025年に「大阪・関西万博」の開催が決定したことから、今後はさまざまな解体事業が活発化する見込みです。福岡や沖縄でも引き続き、一定の需要が期待できます。当社としては、大きな事業を請け負える態勢を整えようと、人材の募集・育成を強化し、独身寮を完備するなど、地道に社員の定着率を高める努力を重ねています。

代表取締役社長 木村 洋一郎氏

─社員の処遇や育成をどう進めていますか。

木村 大都市圏の現場では完全週休2日が定着しています。それだけ仕事に高い効率性が要求されるため、大都市圏で働く社員には手当を支給しています。そして、社員本人の希望を十分に考慮しながら、大都市と熊本の現場をそれぞれ一定期間ずつ経験する配置転換を行っています。そうすることで、熊本に生活の基盤を置きながら比較的高い報酬が得られ、同時に効率的な作業方法を習得することができます。事務職など内勤社員については完全週休2日制が定着し、パート従業員も働く時間や曜日などを柔軟に選択できるようになりました。また福利厚生面では、35歳以上の社員に年2回の人間ドックと、がん検診を義務付けています。

─これからの計画をお聞かせください。

木村 今年は社員旅行で、東京にオリンピックを見に行きます。それが共通の思い出になり、社員の一体感を醸成することにつながればと願っています。危険を伴う現場で働くわれわれにとって「一体感」はとても大切なのです。今後も現状に甘んじることなく、全国で力強く事業展開ができる社内態勢の構築を図っていきます。

熊本市南区野田に移転した本社新社屋

概要

所在地 〒861-4114 熊本市南区野田3丁目13-1
【電話】096(358)6600
事業内容 総合解体業・産業廃棄物処理業
設立 昭和49年12月24日(創業 昭和37年4月1日)
資本金 2,900万円
役員 6人
従業員数 217人
支店・営業所 福岡支店、東京支店、大阪支店、鹿児島支店、沖縄支店、天草リサイクルセンター、人吉支店、宇城事業所
ホームページ http://www.maedasangyo.co.jp/

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