本田技研工業株式会社熊本製作所

ホンダ二輪のマザー工場として加速

─ホンダにおける熊本製作所の役割は。

德竹 熊本製作所は、ホンダの国内唯一の二輪製造拠点です。海外20数カ国、30以上あるホンダの工場に海外生産用部品を供給し、現地調達される部品と合わせて生産活動を支える重要な役割を果たしています。世界中の二輪製造拠点の中でも品質でトップレベル、新しい技術でトップバッターとして維持しなければならない役割を、当製作所が担っています。私は昨年4月に所長に着任しましたが、同時期に新体制がスタートしました。子会社の二輪車研究開発部門をホンダの二輪事業本部へ移管し、「ものづくりセンター」として新設しました。生産と開発のスタッフが、ものづくりの現場で同じテーブルに着いて意見を交わすことが可能になりました。これにより生産までの時間短縮やコストダウンにつながると期待しています。また、パワープロダクツ事業本部からライフクリエーション事業本部への名称変更も実施。充電・発電・蓄電などの技術を活用し、エネルギーを取り扱う全般の製品開発に取り組みます。現在、インドネシアにおいてバッテリー生産・活用の実証実験なども行っています。

所 長 德竹 浩氏

─業績やトピックスをお聞かせください。

德竹 2019年度のホンダの二輪販売台数は約2000万台弱、当製作所の生産台数は約23万台を見越しています。昨年6月に販売を開始した「クロスカブ・くまモンバージョン」が好評で、50㏄と110㏄合わせて年間2500台の生産・販売ペースで推移しています。新たなユーザーの獲得につながってほしいと考えています。ファンサービスの一環として、一昨年より「ホンダ・モーターサイクル・ホームカミング」を開催しております。昨年は台風の影響が残る中、約1900人が来場され、工場見学やバイク試乗会などを楽しまれました。新車情報としては、メーターパネルにタッチスクリーン機能を搭載した新型「アフリカツイン」が発売されました。また中国で生産する電動二輪車「V-GO」を中国と欧州で販売しており、日本でのビジネスEV車としての発売を視野に入れています。

─これからの展望や抱負を。

德竹 当製作所は、商品と生産体質の両面で「ホンダの進化」を担う工場です。常に品質レベルを上げ、他工場に先んじて作りやすい工程、お客さまに喜んでいただける商品を提供することが私たちの使命だと思っています。19年度より「グローバルなマザー工場」として積極的に取り組んでまいりましたが、今年はさらに加速させたいですね。

CRF1100L Africa Twin

概要

所在地 〒869-1293 菊池郡大津町平川1500
【電話】096(293)1111
操業開始 昭和51年1月
事業内容 輸送用機械器具製造
 二輪完成車
 二輪KD用エンジン
 パワープロダクツ製品
 パワープロダクツ用エンジン
 四輪軽自動車エンジン部品
従業員数 約3,400人(2019年11月現在)
ホームページ http://www.honda.co.jp/kumamoto/
本社 〒107-8556 東京都港区南青山2-1-1
【電話】03(3423)1111(代表)

熊本日日新聞社

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