株式会社藤本物産

料理材料一式「ミールキット」が好評

─昨年は合志市に、青果物の選果加工場を設けられましたね。

藤本 昨年3月に完成し、合志や植木産のナス・ホウレンソウの選果と加工を行っています。このほか、八代市にミニトマト、西原村にサツマイモやニンジン、キャベツを扱う加工場があります。西原村には自社農場を設け、土作りから取り組んでいるところです。新しい農業の形を作るには月日がかかりますが、課題を一つ一つクリアしながら軌道に乗せていきたいと思っています。合志市では、屋外の水田でレタスの水耕栽培を行い、年間を通した収量アップを目指しているところです。また、合志市の選果加工場2階には、農業経営のサポートを行うレンタルオフィスを設け、新規就農者を含む5社が入居しています。週1回研修会などを開催しており、互いに刺激し合える「コーポラティブオフィス」として、新たな農業技術の開発を目指していきます。

代表取締役社長 藤本 泰弘氏

─生産から加工、販売までの一貫体制を強みにされていますね。

藤本 小売り部門を持っていることで、自分たちの売りたいものを生産、加工できることは強みになります。これまで、グループ全体で〝川上から川下まで〟の事業展開をしてきましたが、今後は特に生産に力を入れていきたいと考えています。一貫体制により、消費者の声がダイレクトに聞こえてくるため、その声を各部門にフィードバックできるという利点もあります。近年は、食卓が個食化の一途をたどっているので、野菜や果物も一度に使い切れる分量が求められています。そのニーズから誕生したのが、料理材料一式がセットされた「ミールキット」です。料理に必要な食材に加えて調味料までセットされているので、これで一品が完成するというものです。この販売数が年々伸びており、今後も成長が期待できます。

─福岡に進出されていると聞きます。

藤本 福岡市内のドン・キホーテの大規模店舗、那珂川店と福重店の青果売り場に進出しました。福岡は市場規模が大きいので、熊本の2~3倍を売り上げます。今後も福岡への店舗展開をさらに拡大していきたいと思います。昨年度はグループ全体で売上高172億円を達成しましたが、本年度は185億円を目標にしています。合志市の給食食材の供給依頼もいただいているので、旬の青果物の提供に加え、冷凍の野菜や果物を商品化し、年間を通した食材の安定供給ができる技術開発にも力を入れていきたいと思っています。

経営方針発表会

概要

所在地 〒860-0058 熊本市西区田崎町414-12
【電話】096(354)1335
事業内容 青果物のトータルコーディネート
青果物市場からの仕入・販売および直営販売、生産地から直接仕入れ・テナント事業、輸入青果物の卸売り、バナナの着色加工事業、ドライフルーツ類の卸売事業、外食店向け小売納品
創業 昭和23年6月
資本金 3,600万円
役員 代表取締役会長/藤本健介
代表取締役社長/藤本泰弘
専務取締役/藤本尚之
常務取締役/藤本高史
従業員数 202人(パート含む、グループ全体450人)
支店・営業所 九州中央支店(鳥栖市)、福岡営業所、沖縄営業所、小売店舗19店
グループ会社 (株)フジモトホールディングス、(株)フレッシュダイレクト、(株)フレッシュ工房、(株)ケイエフ物流
関連会社 (株)ビタミンカラー
ホームページ http://fjmt.co.jp/

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