平田機工株式会社

新本社工場で海外戦略さらに強化

─新本社工場がもうすぐ完成しますね。

平田 今年6月に完成し本格稼働は夏ごろを予定しています。新工場では最新設備への入れ替えを行い生産効率の改善を図ります。1階は部品加工、2階には大型クリーンルームを設け、ロボットや半導体関連装置の生産を行う予定です。昨年7月に完了した1期工事部分は既に24時間稼働中ですが、全面完成後はさらに情報系をレベルアップさせることで、IoT(モノのインターネット)に特化した生産態勢を強化したいですね。

─社員の福利厚生でも知恵を絞っておられますね。

平田 1期工事では社員が自由に使えるスポーツジムを3階に造り、九州初のVR(仮想現実)フィットネス機器などを多数設置し健康促進に積極的に取り組んでいます。このほか社員が息抜きできるカフェテラスや屋外オフィススペースに加え、海外からのお客さまに喜んでいただけるよう茶室も設ける計画です。また国道3号側の外壁には阿蘇の山々や熊本城、天草五橋、肥後六花が描かれた全長200㍍に及ぶ巨大な壁画を設置することで「くまもと」を広く発信します。私どもの仕事のほとんどは海外向けですが、新本社工場には「熊本と共に生きていきたい」という当社の強いメッセージが込められています。

代表取締役社長 平田 雄一郎氏

─今年3月期の連結決算見込みと今後の見通しをお聞かせください。

平田 期首の計画通り売上高700億円、営業利益23億円、経常利益22億円、純利益14億円と予想しています。今後は米中貿易摩擦が長期化し、世界的に設備投資意欲が低い状況が続くでしょう。その中で有機EL関連については中国での設備投資が活発であり、前期を上回る受注を得ていますが、油断することなく積極的に営業活動に取り組んで目標を達成したいですね。この先注目すべき分野は電気自動車(EV)です。日米欧の自動車メーカーの投資が活発ですし、今後大きな投資が期待できる中国市場をどうやって取り込むかが重要です。

─「熊本応援」の活動にも熱が入ってきました。

平田 ロアッソ熊本を今シーズンも熱く応援します。1年でのJ2復帰はかないませんでしたが、今シーズンにはきっと夢をかなえてくれると信じています。また昨年秋には、熊本を世界にPRするチャンスになればとクラシックカーレース「ラリーニッポン・イン九州」に参加しました。復興に向け頑張る熊本の姿を世界に発信できたと思っています。

現在の本社ビルと建設中の新本社工場

概要

所在地 熊本市北区植木町一木111番地
【電話】096(272)0555
事業内容 各種生産システム、産業用ロボットおよび物流関連機器等の製造・販売
設立 昭和26年12月
資本金 26億3,396万円
従業員数 連結2,282人、単体1,415人
関連会社 タイヘイテクノス(株)、(株)トリニティ、ヒラタフィールドエンジニアリング(株)ほか、海外に9現地法人を設置

熊本日日新聞社

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