株式会社肥後銀行

本業を通じ地域の未来づくりに貢献

─国連が提唱する持続可能な開発目標(SDGs)の趣旨に賛同され、取り組みを進めておられます。

笠原 SDGsは科学技術や国際化の急速な進展を背景に国連で採択されました。その内容を見ると、企業には社会と共生し自然環境との調和を図る中で利益を上げることが求められています。地方銀行にとってこれは、従来から本業としてやってきたことに重なります。そこで当行は地域の中で中心的な役割を果たしていきたいと考え、本業を通じてSDGsに取り組むと宣言しました。取り組みの重点は単なる利益の社会還元ではなく、地域の未来を担う企業の支援を通じて地域経済の発展に貢献し、幸せや満足を実感できる地域づくりを支援することにあります。すでに専門部署を設置して地元企業と目標を共有し、取り組みを強化しているところです。

─昨年6月に笠原頭取が九州フィナンシャルグループの新社長に就任されました。

笠原 グループで銀行業務を担う鹿児島銀行と当行に加え、2年前に証券業務を担う九州FG証券を開業。昨年4月には両銀行本体での信託業務取り扱いの開始により、お客さまの要望に応じた「ためる、ふやす、のこす」ためのサービスをワンストップで提供できるようになりました。経営統合後グループは第2段階といえる「融合ステージ」に入り、主計部門と広報部門を一本化しました。今後はグループ各社の経営の自立性を十分確保しながら、グループとしての認知度を高める取り組みを進め、新しいビジネスモデルを社会に示したいと思っています。

代表取締役頭取 笠原 慶久氏

─科学技術進展の影響をどうお考えですか。

笠原 金融分野において特に情報通信技術の進展のインパクトは大きいですが、それに焦ることなく、積極的に対応していきます。自社の経営資源で十分でない分野については大学や研究機関、自治体などの異業種・異分野のアイデアや技術、知識やデータ、サービスなどを組み合わせた「オープンイノベーション」を目指します。地域には人口減少や高齢化、事業承継など多くの課題がありますが、SDGsで述べた通り地域経済の活力を支援する活動を積極的に推進します。

─今後の抱負をお聞かせください。

笠原 当行としてはお客さまの視点から経営を見直して新たな価値を追求・創造する「経営品質」にこだわっていきます。未来はつくるものだと思います。変化する環境に対応してどうしたいのか、戦略思考で顧客のため地域のために主体的に行動できる組織を目指し、結果を出し続けたいと思います。

「かせするもん。」のロゴマーク

概要

所在地 〒860-8615 熊本市中央区練兵町1
【電話】096(325)2111
設立 大正14年7月
業務内容 普通銀行業務
資本金 181億円
役員 代表取締役会長/甲斐隆博
代表取締役頭取/笠原慶久
代表取締役副頭取/山木 仁
取締役専務執行役員/土山哲司
取締役常務執行役員/田島 功、江藤英一、德永賢治
従業員数 2,219人
店舗数 124
グループ会社 肥銀リース(株)、JR九州FGリース(株)、肥銀カード(株)、(株)肥銀コンピュータサービス、肥銀キャピタル(株)、肥銀ビジネスサポート(株)、肥銀ビジネス教育(株)、肥銀事務サービス(株)
経営統合 平成27年10月、(株)鹿児島銀行と経営統合。
共同持株会社 (株)九州フィナンシャルグループ設立

熊本日日新聞社

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