原田木材株式会社

住環境をトータルに提案する会社に

─昨年の業績はどうでしたか。

原田 昨年は大手賃貸住宅メーカーの問題で受注数が激減し苦戦しましたが、新設した兵庫営業所が健闘したことでカバーし、前年度とほぼ変わらず売上高は100億円を超えました。よく頑張れたと思っています。米中貿易戦争や増税の影響で景気が悪くなると予想していたため、設備投資を抑えて会社の体力強化に努めた一年でした。そのような中でも「住宅のことなら、すべて原田木材に任せれば安心」と言っていただけるように、住環境をトータルに提案できる会社を目指し、新商品の開発・導入に努めてきました。

─新商品はどのようなものですか。

原田 ドイツのメーカーと提携し、木質系断熱材の輸入販売を始めました。木材からできた断熱材なので環境への配慮が評価されており、透湿性、防音性に優れ、省エネ基準よりはるかに高い断熱性を発揮します。普及してくれば、いずれは国産材の有効利用でスギ木質系断熱材を国内で生産できるようにしたいと思っております。また、熊本地震の時、大きな効果を発揮した摩擦減震金具「UFO-E」も大地震への警戒感から全国的に広がっています。

代表取締役社長 原田 実生氏

─今年、新たに取り組まれることは。

原田 (株)エコファクトリーの全国販売店を取得して輻射式冷暖房システム「エコウィンハイブリッド」および「エコウィンAIR」の全国販売を開始しました。「エコウィンハイブリッド」は輻射式なので室内の温度にムラがなく、夏場は涼しく、冬場は暖かく、省エネ性能も高く電気代も安く済みます。「エコウィンAIR」はエアコンを活用した外気処理システムで、冷却、加熱された外気を取り込むことで室内空気環境を快適に保ちます。近年、学校に設置される冷暖房機の増加に伴い教室内の二酸化炭素濃度が問題になっています。密閉された教室の二酸化炭素濃度が増えることで集中力や思考力の低下など、さまざまな悪影響が出てくることが分かってきました。そこで、関東の某私立高校の協力の下、「エコウィンAIR」を設置した教室での二酸化炭素濃度の測定実験を行うことにしています。

─今年の抱負を。

原田 熊本の復興に集中していたため、営業ができていなかった県外に向けて新商品を提案していくつもりです。また、県外に営業支店を出すことも考えており、九州の中心部にある熊本の地理的優位性を考え、熊本のマザー工場化を進めていこうと思っております。

環境断熱RECOボード

概要

所在地 〒861-8012 熊本市東区平山町2985-1
【電話】096(380)7531
設立 昭和36年2月6日
事業内容 住宅用木材・建材の販売、住宅用プレカット材の加工・販売
資本金 8,000万円
役員 代表取締役社長/原田実生
代表取締役専務/小田修一
常務取締役/原田完二、兼本達矢
取締役/髙﨑紀雄、境 義人、岡本崇宏
従業員数 190人(関連会社を含む)
支店・営業所 福岡事業部、東京事業部(東京)、兵庫営業所
ホームページ http://www.haradamokuzai.co.jp/

熊本日日新聞社

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