西日本電信電話株式会社熊本支店

社会課題の解決にICTで貢献

─昨年を振り返っていかがでしたか。

前田 昨年、当社は、会社設立20周年の節目の年を迎えました。西日本は離島が多く、設備維持の負担が大きいため、発足当時は非常に厳しい船出となりましたが、さまざまな施策に取り組むことで数年前から収支状況が改善されてきました。昨年は、今一度、原点に返り、地域のために貢献できる会社になろうと全社を挙げて決意した年でした。また、熊本は「サクラマチ クマモト」「熊本城ホール」のオープンや国際スポーツイベントの開催などでにぎわった一年だったと思います。当社もICT(情報通信技術)を使ってお役に立てるよう全力で取り組みました。街のにぎわいを見るたびに大変うれしく思っています。

─「スマート光タウン熊本」プロジェクトとは。

前田 これまで「創造的復興」や「国際スポーツ振興」をテーマに取り組んでいます。「創造的復興」では、インフラのさらなる強靱化に向け、被災した道路の路面情報をAI(人工知能)を用い、可視化する「路面モニタリング」、漏水検知や省力化を実現する「水道・ガススマートメーター」に取り組んでいます。産業振興に向けては、1次産業分野で農業・水産業におけるICT利活用に加えて、鳥獣被害対策として仕掛けたワナの状況を遠隔から確認できる「スマート林業」にも取り組んでおり、教育分野では、南阿蘇村において、児童を対象に通学・下校時の状況を保護者の方がリアルタイムで把握できる「児童みまもりサービス」の実証実験を実施しています。地域への貢献としては、熊本地震で崩壊した熊本城の石垣から観音像を刻んだ石が発見されましたが、この石はいずれは元の場所に戻すことになるため、地元企業の皆さまと連携し、ICTを活用してレプリカの作成に取り組んでいます。「国際スポーツ振興」では、昨年開催された女子ハンドボール世界選手権大会の機運醸成を目的として、前哨戦となったアジア選手権において〝eトレカラリー〟を実施。プレイベント会場や本大会会場では、VR(仮想現実)技術を活用し、あたかも試合会場の観客席やコートに降り立ったような臨場感を体験できるブースを展開いたしました。

熊本支店長 前田 仁氏

─今年の意気込みをお聞かせください。

前田 私たちには「スマート光タウン熊本」プロジェクトで培った実績と知見・技術があります。社会が抱えるさまざまな課題の解決に向け、地元企業、大学・研究機関、行政の皆さまと力を合わせ、熊本の創造的復興に貢献したいと考えています。

NTT西日本熊本支店 IoTスクウェアくまもと

概要

所在地 〒860-8519 熊本市中央区桜町3番1号
【電話】096(321)3250
事業内容 県内通信に係る電話、専用、総合デジタル通信などの電気通信サービス
設立 1999年7月
資本金 3,120億円(西日本電信電話株式会社)
ホームページ https://www.ntt-west.co.jp/kumamoto/

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