共立印刷グループ 株式会社西川印刷

個性を磨き“ワンチーム”目指す

─昨年を振り返っていかがでしたか。

狩野 例年通り4月中旬に数回に分けて全社員目標発表会を行い、4年前からわれわれが属する共立印刷グループ統一の企業理念を掲げ、グループ創業からぶれることのない〝よい製品づくりを通して会社・社員の成長を遂げる〟価値観を共有することからスタートしました。ものづくりを通して客観的事実の積み上げから見えてくる物事の本質を分析・改善することで、働き方を見直し、組織を見直し、経営も見直す考えです。また西川印刷のこれからを象徴する意味を込め、「世界に一つだけの花」の全員での合唱を私からリクエストしました。多種多様な考えや働き方を互いが分かり合い、助け合い、成長を遂げる思いを歌に込めた未来志向の願いからです。折しも「新元号・令和」に込められた思いなどともシンクロしたことで大きな盛り上がりが見られました。しかし、一昨年秋から続く、原材料である用紙の値上がりや5月の大型連休で、これまで経験のないほど需要が冷え込んだため、生産体制などの抜本改革を急ぎ行いました。

代表取締役社長 狩野 博紀氏

─今年はどういう一年にしていきますか。

狩野 われわれの業界は原材料・配送コストの上昇やインターネット市場の拡大による紙メディアの減少などにより、先行き不透明感が増していますが、4年前、新経営体制に移って最初に手掛けた新基幹システムの蓄積データを活用し部門損益や単品管理などの分析機能を生かすことで素早く問題抽出ができる体制が整いつつあります。新たな市場開拓としてSNSマーケティングと融合した紙メディアの強みを創造する企画や、まだ十分とはいえない九州を中心としたインバウンド(訪日外国人)への取り組みなどを強化しています。また一昨年来強化している、お客さま企業により近く、より深く関わる「新業務プロセス=BPO」の専門性をさらに強化し競争力に磨きをかけています。こうした事業を成功に導くヒントは昨年秋のラグビーワールドカップでの日本代表の姿です。チーム31人中16人の外国籍・外国出身の選手たちが献身的にプレーし、試合状況に応じて各自判断を繰り返しながらもチームでは意思疎通して戦う姿、まさに“ワンチーム”に感動を覚えました。「ワン・フォー・オール、オール・フォー・ワン」(一人はみんなのために、みんなは一人のために)。変化の激しい時代に立ち向かうには組織の壁や上下の壁を取り払い、社員全員が課題や問題を自分のこととして捉え、支え合う組織になるよう頑張りたいと思います。

本社目標発表会にて

概要

所在地 (本社)
〒861-5514 熊本市北区飛田2丁目12-116
【電話】096(352)1121
(植木工場)
〒861-0116 熊本市北区植木町色出字松葉551-2
【電話】096(288)0610
事業内容 総合印刷業
設立 昭和49年9月
資本金 4,300万円
役員 代表取締役社長/狩野博紀 ほか
営業所 東京営業所、大阪営業所、福岡営業所、南九州営業所
従業員数 160人
グループ会社 共立印刷(東証一部上場)
ホームページ http://www.nishikawa-p.jp/

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