東海大学(経営学部・基盤工学部・農学部)

建学80周年に向け大学再編を加速

─建学80周年に向け、「日本まるごと学び改革実行プロジェクト」と題した構想があるそうですね。

荒木 本学は2022年4月に建学80周年を迎えます。これに向けて全国各地に点在するキャンパス・校舎を「札幌」「東京」「湘南」「静岡」「九州」の5キャンパス・8校舎に整備し、新学部設置や学科再編を行って23学部58学科体制に移行します。九州キャンパスには「文理融合学部」が新設される予定です。〝文理融合〟とは元々、本学の建学の精神として掲げられたもので、その精神を受け継ぎ、企業経営、スポーツビジネス、アグリビジネスを学ぶ「経営学科」、地域観光や心理・広報を学ぶ「地域社会学科」、情報工学、医用工学を学ぶ「人間情報工学科」の3学科に再編します。文系・理系の垣根を越えて幅広い視野を持てるような、専門性の高い教育、研究を進めていきたいと思います。

─熊本地震後、熊本校舎に機能を移していた農学部も移設されると聞きます。

荒木 阿蘇くまもと空港近くに2023年の完成予定で「臨空校舎」建設を計画しています。新校舎での学びは同年4月からスタートし、学科を農業の原点を学ぶ「農学科」をはじめ、動物の生命や環境を学ぶ「動物科学科」、食を通じて健康的な人間生活の研究を進める「食生命科学科」に再編します。23年には阿蘇くまもと空港の新ターミナルビルも完成し、国際化に拍車が掛かります。近隣に新設する農学部の臨空校舎を熊本の〝食のゲートウェイ〟として世界にアピールしたいと思います。

九州キャンパス長 荒木 朋洋氏

─農学部の「阿蘇実習フィールド」に新棟が完成し、地域との連携も進んでいると聞きます。

荒木 昨年3月に農学実習場が2棟完成しました。充実した教育環境が整い、草原牛の飼育などここでしかできない研究を進めています。また、熊本地震後、接点が少なくなっていた南阿蘇村黒川地区の方々による「お弁当プロジェクト」が立ち上がりました。阿蘇実習フィールドで実習があるとき、学生たちのために「復興弁当」を準備してくださる取り組みで、心のこもった弁当に学生たちの喜びもひとしおです。震災前のように本学と地域の関わりが増えてきたことを大変うれしく思っています。

─今年の抱負をお聞かせください。

荒木 今年は22年に向けた「日本まるごと学び改革実行プロジェクト」が本格化し、新学部創設や新校舎オープンなどの改組改編も大詰めを迎えます。本学全体で一丸となり、地域貢献にも力を注ぎながら、次世代を担う人材の育成を目指していきます。

熊本校舎

概要

九州キャンパス
所在地
■熊本校舎
〒862-8652 熊本市東区渡鹿9-1-1
【電話】096(382)1141
経営学部/経営学科・観光ビジネス学科
基盤工学部/電気電子情報工学科・医療福祉工学科
農学部/応用植物科学科・応用動物科学科・バイオサイエンス学科 ※農学部・農学研究科の教育研究については「新校舎」「熊本校舎」「阿蘇実習フィールド」にて充実を図ります。
大学院 農学研究科 修士課程
生物科学研究科 博士課程
ホームページ http://www.u-tokai.ac.jp/

熊本日日新聞社

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