株式会社大福物流

物流業界の地位向上、けん引役に

─同業他社との提携やM&A(合併・買収)を進めておられます。

藤田 当社は菓子卸の「木村」のグループ会社として創業、取引先各メーカーの商品集荷から事業をスタートさせました。食品物流に特化し、「常温」「定温」「チルド」「フローズン」の4温度帯に応じてそれぞれの温度管理の下でスタッフや車両、自社センター、配送網を完備しています。一昨年は同業種のファミリー八興様と包括的業務提携を結び、両社間で経営資源を共有し業務の効率化を図っています。また、海上・鉄道コンテナのトレーラー輸送業務を行う江富運輸をM&Aで子会社化したことにより関東・関西方面などへの長距離・大量物流にメリットが生まれました。近年は同業他社と競争するのではなく協業しながら互いの強みを生かした事業戦略を進めています。グループ会社は現在3社あり、1200人を超える従業員で事業を展開。今年4月期の売上高は約70億円を見込んでいます。

─福岡を重点地域に据えられているそうですね。

藤田 3年ほど前から福岡にウエートを置いており、昨年、福岡インターの近くに約13万平方㍍の土地を購入しました。そこに3万~5万平方㍍規模の物流センターを建設する計画を進めています。2022年春の稼働を目指しており、九州管内の物流のハブ拠点にしたいと考えています。

代表取締役社長 藤田 章氏

─今年は野球部を発足させると聞きました。

藤田 硬式野球部「大福ロジスティクス」発足に向け準備を進めています。4月には野球部に所属する社員として高卒13人、大卒2人を中心に合計22人が入社します。もちろん昼間はしっかりと仕事に従事してもらいます。寮なども整え、野球に打ち込める環境を提供します。仕事を共にするメンバーの活躍を従業員が心から喜び、チームの勇姿が会社の自信と誇りになるような野球部に育てたいですね。

─今後の抱負をお聞かせください。

藤田 物流は人の手で動かすものですから、品質も「人」に関わってくると思います。服装、礼儀、言葉遣い全てが大切であり、そこで他社との差別化が図れるともいえます。ですから従業員には日頃から「運転手ではなく〝物流士〟を目指そう」と話し、社員研修にも時間を費やしています。当社は今年、創業30周年を迎えることから、社内にプロジェクトチームをつくり、記念事業を計画しています。これまで物流業界の地位向上、労働環境の向上に努め地道に根付かせてきたことを自分たちの地盤として固めていく。そんな節目の年にしたいですね。

2020年4月創設予定の硬式野球部シンボルマーク

概要

所在地 〒861-3243 上益城郡甲佐町白旗1900-1
【電話】096(234)5211
事業内容 一般貨物自動車運送事業、倉庫業
設立 1990年8月8日
資本金 8,000万円
役員 代表取締役社長/藤田 章
代表取締役副社長/木村嘉宏
代表取締役/木村光男
常務取締役/土持公太郎、一柳修一
取締役/富田謙一、犬童和寛、木村登美子
執行役員/八田伸次、榎本正孝
監査役/木村マサヨ、長谷川将嗣
従業員数 620人
車両台数 230台
事業拠点 熊本5、福岡6、長崎、大分、宮崎、鹿児島
ホームページ http://www.pd-daifuku.co.jp/company
(2019年10月現在)

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