積水ヒノマル株式会社

事業拡大目指し、新経営計画策定へ

─昨年の業績はいかがでしたか。

嶋田 上期(昨年4~9月)の売上高は前年並みでしたが、営業利益が思うように出ませんでした。物流費や保管費など販売直接費の増加に加え、各拠点の耐震化や増築などを継続して行ったことが影響しました。部門別では、アグリ事業部が記録的な大雨など自然災害により、売り上げは増加したものの営業利益が前年比でダウンしました。農業や建設の資材は自然災害に売り上げが左右されるため難しい面があります。成型品事業部の食品トレーも、上期途中までは天候の影響などでスーパーやテークアウトの弁当の売れ行きが今一つでした。一方で、社会インフラ事業部は復興工事や災害予防工事が拡大し、想定よりも高い伸びを記録しました。下期(昨年10月~今年3月)は仕事を一つ一つ地道に積み重ね、営業利益額前年比2割増を目指しています。

─現在、力を入れておられる事業は。

嶋田 社会インフラ事業部では落石予防ののり面処理や河川の堤防工事などで、より優れた製品や工法の設計から工事、アフターメンテナンスまでを手掛けています。国の「防災・減災、国土強靱化」の取り組みに対応し、当社としても事業活動にさらに力を入れ、防災のお役に立ちたいですね。成型品事業部ではデザイン力を生かして人気テーマパークのオリジナル容器を製造、新しいアイテムを増やし商圏拡大に力を注いでいます。

代表取締役社長 嶋田 一眞氏

─今年はどのような計画を立てていますか。

嶋田 2020年度は中期経営計画の初年度ですので新たな計画を策定しているところです。積水グループ内の資材や事業を当社に集めて競争力を強化し、事業拡大を図っていきたいと考えています。アグリ事業部のアグリサポートセンターでは、お客さまの田畑から採取した土を分析し、そのデータを基に肥料や農薬のアドバイスをしています。お客さまにとても好評で、売り上げや取引先の拡大につながっています。今年はドローンを活用するなどして作物の生育状況や収穫量予測などをより細かく提案していくつもりです。

─今年の目標をお聞かせください。

嶋田 社員の安全と健康が第一です。労働の負荷を下げるため、働き方を改善していきたいですね。無理をせず、地道に一歩一歩、勤勉で粘り強い社員の開拓力によって新しいお客さま、新しいアイテムを増やして収益を上げるとともに、積水グループの総合力と豊富な資源を活用して地域社会に貢献できる企業を目指したいと思います。

熊本本社・支店社屋の外観

概要

所在地 〒862-8660 熊本市中央区九品寺5丁目7-29
【電話】096(372)4747
創立 昭和22年2月
事業内容 アグリ事業部:肥料、植薬、園芸・産業資材の販売、園芸施設等の工事 社会インフラ事業部:管工機材・住宅資材の販売、土木資材・交通安全施設、法面保護・景観施設の資材販売および工事 成型品事業部:プラスチック軽量食品容器の製造・販売、食品包装資材の販売
資本金 6億7,250万円
役員 代表取締役社長/嶋田一眞
常務取締役/田中秀一郎
従業員数 384人(2019年10月1日現在)
事業所 本社/熊本、福岡
支店・営業所/福岡支店ほか13
工場/鳥栖、関東
グループ 積水化学グループ
関連会社 タイハク(株)、ほか5社

熊本日日新聞社

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