株式会社新星

郷土の電気、空調、給排水を守る

─昨年の状況はどうでしたか。

山本 熊本地震から間もなく4年になりますが、復興工事関係は落ち着いてきました。建設・設備業に関してはグループ補助金による震災関連の工事で、昨年まで忙しい日々が続きました。被災された老健施設、病院、長年お世話になっている得意先などの復旧工事を一日でも早く終わらせ、日常の生活を取り戻してもらおうと、社員一丸となって頑張りました。それに伴い業績は好調でしたが、今年3月には震災関連の工事もほぼ終わりますので、それからは復興需要の落ち込みによる地域経済の低迷が懸念されます。同時に、復興需要に支えられていた建設業の経営状況が心配です。当社も例外ではなく、これからが本当の力が試されると考えています。

─どのような対応をお考えですか。

山本 当社は昭和48年3月の設立です。まさに第一次オイルショックの年です。その後、昭和から平成に替わってすぐバブル崩壊を経験し、平成20年にはリーマンショック、そういう危機に何度も遭ってきました。復興需要後の落ち込みをどうやって乗り切るか、あらかたのシナリオは作っています。バブル崩壊のとき会社の危機を乗り切った経験を基に当社の基本方針を「堅実経営」「社員一同の和」「お取引先様との和」と決めました。また、社員との「和」を重んじ、お得意様との信頼関係を大切にすることに尽きると考えています。

代表取締役社長 山本 盛重氏

─「熊本の水をよりおいしく」「熊本の電気を守りたい」を貴社のテーマに掲げられていますね。

山本 電気と水は生活に欠くことができない大切なインフラです。私たちは「熊本の電気、空調、給排水を守る」という使命感を持って仕事をしています。私たちの仕事は全て手作りですし、何十年たっても残ります。地域の人のお役に立ち、地域の歴史に残る仕事をしているという満足感、誇りみたいなものが私たちを支えています。

─今後の目標は。

山本 今年、私は70歳になります。次代を受け継ぐ人材を育て、次代に向けた組織づくりをやっていかなければなりません。人材育成に力を入れており、新入社員研修では先輩が教科書を作成し、教官役を務めます。新入社員には現場を経験させ、先輩がマンツーマンで指導に当たっています。福利厚生をさらに充実させるためにも、売上を伸ばさないといけません。当社の最大の強みは社員のまとまりの良さです。社員の結束の強さという武器を、これからさらに強固なものにしていきたいですね。

九州自動車道・熊本IC近くの本社ビル

概要

所在地 〒861-8044 熊本市東区神園2丁目1-1
【電話】096(380)1188
事業内容 電気設備工事設計施工、電気通信工事設計施工、空調・衛生設備設計施工、水道施設工事設計施工、消防施設工事設計施工
設立 昭和48年3月1日
資本金 3,100万円
役員 代表取締役社長/山本盛重 ほか7人
従業員数 70人
営業所 芦北営業所、上天草営業所
ホームページ http://shinseid.co.jp/

熊本日日新聞社

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