白鷺電気工業株式会社

持続可能な事業展開でさらに飛躍を

─昨年、日本政策投資銀行の環境格付融資を県内で初めて受けられました。

沼田 日本政策投資銀行の環境格付は3種類ありますが、過去に防災及び事業継続への取り組みを評価する「BCM格付」に選定いただき、融資を2度受けました。今回、弊社独自のSDGs(持続可能な開発目標)への取り組み「白鷺エコアクション21」がどの程度のレベルにあるのか、外部機関に評価してもらおうと申請したところ、格付融資を受けることができました。今後、さまざまな環境保全活動に生かしていきたいですね。

─SDGsの取り組みを詳しく教えてください。

沼田 今回の格付取得に至った評価ポイントは、大きく3つあります。まずは、快適な室内環境を実現しながら建物で消費する年間一次エネルギーの収支ゼロを目指す「ZEB(ネット・ゼロ・エネルギー・ビル)」を導入した新社屋と、営業車両の見える化によるエコ運転の推進などハード面の評価です。次に相談役や監査役、派遣社員を含む全社員がeラーニングでサステナブル(持続可能性)に関する研修を受講している点。研修修了証の代わりのバッジは、送電線ドラムの小割板を再利用した木製で、障がい者の自立を支援する託麻ワークセンターで作ってもらっています。3番目は、創業80周年に向けた中長期経営計画「白鷺電気工業Vision80」で取り組んでいる社内起業の促進です。弊社8部門が月に1つずつ案を出し、100近い企画の中から2つを選んで事業化に進み出したところです。さらに、黒にんにくの商業ベース化を目前に控えた農業法人「しらさぎファーム」など、持続可能な自然エネルギーを活用したビジネスモデルも高い評価を頂きました。他にも、食品ロスをなくす「3010運動」を社内宴会時に実践し見事完食。会場となったホテルからも社員からも好評でした。

代表取締役社長 沼田 幸広氏

─Wi―Fi事業も好調です。

沼田 発変電・送電・電設・情報通信のフィールドで培った災害時にも対応できる技術とネットワークをベースに、新ブランド「SHIRASAGI Wi―Fi」を立ち上げました。携帯電話の電波が入らない山間部で力を発揮する長距離無線LANは、ハード・ソフトの両方を持つ会社が他になく全国各地から受注が入っている状況です。また、広島市と高松市の電気通信工事事業者と広域連携基本協定を結び、自立電源で遠隔監視の「おくだけカメラ」を使った防災協力も行っています。今後も挑戦心を忘れず、創業80周年に向けて進んでいきます。

環境保全活動の一環として、EVバスの実証運行もスタート

概要

所在地 〒861-8035 熊本市東区御領8丁目3-38
【電話】096(380)7171
創業 昭和22年2月
事業内容 電気工事業
資本金 1億円
役員 代表取締役会長/沼田吉輝
代表取締役社長/沼田幸広
取締役常務執行役員/飯山和彦
取締役上席執行役員/片岡忠雄
取締役/斉藤誠一
監査役/松本公一
相談役/沼田百合子、服部武志
上席執行役員/二俣治雄、東 光明、西 薫
執行役員/日田基之、上田浩一、濱中辰成
従業員数 115人
支社 八代、福岡、京都
営業所 人吉、鹿児島、水俣
関連企業・団体 しらさぎホールディングス(株)、(株)ファマックエグレット、しらさぎエナジー(株)、しらさぎファーム(株)、大祐電気(株)、日本サンライズ(株)、NPO法人しらさぎ
ホームページ http://www.shirasagidenki.co.jp/

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