熊本中央信用金庫

「共創」スローガンに地域振興に尽力

─全国の信用金庫と連携し、大きな自然災害で被災した地域の復興に取り組まれています。

沼田 昨年、熊本地震や東日本大震災で被災した8道県のコメをブレンドした球磨焼酎「絆咲」を造りました。被災地の絆を深め、復興を後押ししようと東京の城南信用金庫の呼び掛けで2017年から始まった「興こし酒プロジェクト」の第3弾で、過去2回は日本酒、焼酎は今回が初となります。熊本や北海道、福島、岡山など被災道県産のコメ計約2㌧を使って、720㍉㍑入り5千本を製造しました。1本2千円で販売しており、1本当たり100円を被災地に寄付します。「絆咲」は10月に東京国際フォーラムで開催された「よい仕事おこしフェア」でも販売しました。球磨焼酎らしい飲みやすくすっきりとした味わいで、売れ行きも好調で増産を予定しています。

─昨年3月、グランメッセ熊本で「第5回くまもと県南フードバレーフェスタ」を開催されました。

沼田 県南地域の農林水産物をPRし産業振興と地域活性化を目指したイベントで、昨年で5回目です。63の事業所が出展し、海の幸山の幸をはじめ特産品が一堂に集まり、2日間で延べ約2万8000人が来場するなど大いににぎわいました。当金庫では、同フェスタを一過性のイベントだけで終わらせるのではなく、持続可能な地域活性化につなげていきたいと考えています。また、全国約140の信用金庫が連携した「よい仕事おこしネットワーク」の店舗網を活用し、Webによる情報提供とマッチングを推進。その取り組みが少しずつ広がりを見せ、企業からだけでなく県南地域の行政からも地域振興に関する相談、依頼が寄せられている状況です。地域や企業を結び付けることで活性化を後押ししていきたいですね。

理事長 沼田 雄一氏

─中期経営計画について教えてください。

沼田 金融機関にとっては、低金利で収益を上げることが容易でない非常に厳しい環境の中、昨年4月から3カ年の中期経営計画がスタートしました。スローガンは「共創」で、お客さまと共に地域を〝創り〟上げていこう、支えていこうという思いを込めました。このスローガンを念頭に置き、私たちが今までできなかったことを深掘りし、お客さまとより密接な関係を構築していけるよう努めています。業績などは現在、計画通りに推移していますが、それよりも地に足を着けた取り組みを重視し、お客さまの課題とニーズを捉えて販路拡大や創業、事業承継などにより地域を支えていきます。

被災8道県産のコメで造った球磨焼酎「絆咲(きしょう)」

概要

所在地 〒862-0973 熊本市中央区大江本町1番6号
【電話】096(366)1111
創立 大正12年12月5日
役職員数 236人
役員 理事長/沼田雄一
常務理事/岡本浩幸、池﨑龍彦
常勤理事/原口啓二、猪俣和也、松高逸夫、大西浩司
常勤監事/開田米藏
非常勤理事/坂田信介、嶋田一郎、永田洋一
非常勤監事/林田直志(員外)、後藤 博
店舗数 18店舗
資金量 1,916億円(2019年9月末)
ホームページ http://www.kumachu.jp/

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