熊本大同青果株式会社

組織づくり強化 社員の意識に変化

─この数年、組織づくりや社員の意識改革に力を入れていますね。

月田 6年前からアメーバ経営を取り入れ、部門別採算制度の導入や経営会議の公開を行ってきました。小さな経費までも気に掛けるなど採算意識が高まり、経営者感覚を持つ人材が育ってきたと感じます。個人の裁量を高める一方で、全社的な視点を失わないために、企業哲学や規範をまとめた「熊本大同グループフィロソフィ」を策定し、社員のベクトル合わせも行ってきました。また昨年8月からは、職場環境の改善や作業の合理化を目的に、トヨタの5S活動(整理、整頓、清掃、清潔、躾)を取り入れています。個人の「主作業」を最大化するために、できるだけ短くすべき「付随作業」と、無くすべき「ムダ作業」の洗い出しに取り組んでもらい、業務改善の意識醸成に努めています。

─野菜の加工事業に取り組まれています。

月田 昨年2月に乾燥野菜事業を手掛ける関連会社の工場が完成し、3月から本格稼働しました。年間1千㌧の製造を目指しています。冷凍野菜販売事業は現在準備を進めており、県や市、JA、農機具メーカーらの協力の下、加工用ホウレン草の試験圃場を取得。販売会社の熊本大同フーズを既に設立しており、本年度中には加工場を立ち上げ、県産の冷凍野菜を国内外に向けて販売したい考えです。

代表取締役社長 月田 潔孝氏

─企業主導型保育園も運営されています。

月田 育児中の社員のために、一昨年夏に企業主導型保育園「大同スマイル保育園」を開設しました。こうした働きやすい職場づくりが県に認められ、本年度の「くまもとブライト企業賞」を頂きました。園では現在、職員と地域住民のお子さんを預かっています。また本社では毎月1回、子ども食堂を開設し地域との交流を深めています。

─今年の抱負をお聞かせください。

月田 今年は創業60周年を迎えます。プロジェクトチームをつくり、新たなCIの導入を考えています。60周年記念行事の一環として、「夕競り」を実施しようと準備を進めてきました。「夕競り」の実施により、仲卸、小売りの皆さまに新たなビジネスチャンスができればいいと考えています。近年、時短勤務や日報共有アプリの導入などを行ってきましたが、働き方改革には今後も積極的に取り組んでいきたいですね。また現在、通販事業が好調なこともあり、コールセンタースタッフの増員も図りたいところです。今年は大きく飛躍する年にしたいと願っています。

毎年出場している菊池桜マラソン

概要

所在地 〒860-0058 熊本市西区田崎町484
【電話】096(323)2500
事業内容 青果物卸(市場経営)
設立 昭和36年3月
資本金 3,000万円
従業員数 302人(関連会社、パート含む)
役員 代表取締役会長/月田求仁敬
代表取締役社長/月田潔孝
取締役副会長/河端正隆
取締役副社長/梅田孝巳
専務取締役(葉茎菜部担当)/竹原由幸
常務取締役(根菜部担当)/河添洋平
常務取締役(果実部担当)/永田健二
常務取締役(特販部担当)/白石芳久
常務取締役(管理本部担当)/緒方大介
取締役果菜部統括部長/吉田宏人
監査役/久峨章義
グループ企業 熊本大同ホールディングス(株)、(株)大同リース、(株)HOSHIKO Links、熊本大同フーズ(株)
ホームページ http://www.oyasai.ne.jp/
http://www.10831.jp/

熊本日日新聞社

Copyright(c)2020 Kumamoto Nichinichi Shimbun. All rights reserved.

無断転載は禁じます。
「プレジデント倶楽部2020」に掲載の記事、写真等の著作権は
熊本日日新聞社または、各情報提供者にあります。
一部の文字は本来の表記と異なる場合があります。
ブラウザによっては情報の一部が欠如、
あるいは正しく表示されない場合もあります。