カリーノグループ

大型商業施設の価値最大化に挑戦

─グループの事業について教えてください。

馬場 商業施設などの賃貸管理事業を展開する「カリーノ」を中心に商業施設の設備管理を行う「カリーノファシリティーズ」、情報通信技術(ICT)を活用したサービスを提供する「プレネットシステムズ」など、14社によるグループ経営を展開。大型ショッピングセンターなどの新規開発からリニューアル、テナント店舗の誘致、既存店舗の見直しから施設の清掃や警備、長期修繕計画までトータルなサービスを提供しています。われわれの事業はテナント店舗にもうかってもらわなくては成り立ちません。店舗にとって賃貸料はできるだけ安い方がいいわけで、採算に合えば施設内で長く商売を続けていただけます。だからテナント料を高く設定せざるを得ない巨額投資をできるだけ控えて商業施設を活性化するにはどうすればいいかを追求し、それぞれの特色を生かした物件価値の最大化に取り組んでいます。

─グループ経営を推進する上で大切にされていることは何でしょうか。

馬場 業務を担当する現場の社員がそれぞれに適切な判断と行動ができるよう「全員参加型の企業経営」をすること、各企業が保有する現金・預金など資金の流動性を重んじる「キャッシュフロー重視の経営」を行うことです。各企業は経費や損益を明確にした日次決算を行い、経営幹部はグループ企業全ての月次決算の内容を共有しています。各企業の採算制を重視した結果が14の会社設立とグループ経営につながっています。

代表取締役 馬場 英治氏

─取得された熊本市中央区の旧三井住友銀行熊本支店の建物をどう利用されますか。

馬場 われわれがこれまで培ったノウハウと物件の特色を生かし、イベント・ウエディング会場などとして活用していきたいと思っています。建物は米屋町通り周辺が熊本の金融街であった名残をとどめる歴史あるもので、分厚い扉の付いた金庫もそのまま残っています。地元の方々の意見を十分聞いて建物の用途変更を申請し、地域の財産としての価値が高まる使い方ができるよう準備を進めていきます。

─今年の計画などをお聞かせください。

馬場 カリーノが所有するイオン菊陽店は2月末で閉店となり、3月から建物の大規模改修に入ります。今は独自の魅力を放つテナント誘致を進めているところで、来年春ごろのオープンを予定しています。また来年の会社設立20周年に向けたグループの土台づくりにも取り組んでいきます。

昨年12月にカリーノ下通2階に移転オープンした「GEEK」。物件の特色を活かした店舗づくりに取り組む

概要

所在地 〒860-0801 熊本市中央区安政町1-2
設立 2002年8月
業務内容 不動産賃貸事業、プロパティマネジメント(PM)、ビルメンテナンス(BM)、食品関連小売FC事業
従業員数 2,000人
役員 代表取締役/馬場英治
グループ会社 (株)カリーノホールディングス、(株)カリーノ、(株)カリーノマネジメント、(株)カリーノファシリティーズ、(株)石原電設、(株)コムテックス、(株)カリーノクリエイト、(株)カリーノビジネスサポート、(株)キングミート販売、(株)御縁、(株)プレネットシステムズ、(株)エーブル、(株)カリーノ企画、(株)BILLION
ホームページ https://www.carino.co.jp/

熊本日日新聞社

Copyright(c)2020 Kumamoto Nichinichi Shimbun. All rights reserved.

無断転載は禁じます。
「プレジデント倶楽部2020」に掲載の記事、写真等の著作権は
熊本日日新聞社または、各情報提供者にあります。
一部の文字は本来の表記と異なる場合があります。
ブラウザによっては情報の一部が欠如、
あるいは正しく表示されない場合もあります。