株式会社おとなの学校

高齢者の自立を“学び”でサポート

─新しい介護予防の形として「おとなの学校メソッド」が全国的に広がっています。

大浦 「おとなの学校メソッド」は、高齢者もスタッフも元気になる、学校形式を取り入れた全く新しいケアです。回想法に基づくオリジナルの高齢者向け教科書を用いて脳トレや機能訓練を行います。認知症の方でも楽しく学べるだけでなく、認知症の予防や発症を遅らせる効果も期待できます。おかげさまで全国約440の介護施設で導入され、教科書の月間発行部数も1万部を超えました。

─カルチャー講座が好評です。

大浦 介護施設以外でも参加したいというお声を数多く頂くようになり、熊日生涯学習プラザで「おとなの学校」のカルチャー講座を始めました。月2回・3カ月間の講座です。これが好評で、1月から第3期の講座がスタートします。また、尾ノ上にある高齢者用住宅「はっぴいはうす弐番館」では授業への単発参加が可能ですし、熊本市内なら介護施設へ教師役を派遣するサービスも始める予定です。

代表取締役 大浦 敬子氏

─「かぞくの教室」もスタートしました。

大浦 介護施設を利用していない方や、認知症の発症を未然に防ぎたいと思う方のリクエストから生まれたサービスです。自宅で自立した生活を送っている高齢者の中にも軽度の認知症を発症し始めている人がいます。毎日同じリズムで暮らしていると、認知症の発症・進行に気付かないことも多いのです。“何度も同じ会話を繰り返す”“忘れ物が多くなった”などは認知症の兆しの一つ。脳を活性化するには新しい体験や双方向の対話といった刺激が不可欠ですが、単調な暮らしの中で変化に富んだ会話を続けるのは難しいものですよね。回想法に基づくテキストで対話を円滑にし、自宅でも脳を活性化できるのが「かぞくの教室」の魅力。個人差はありますが認知症予防の効果が期待できます。

─家族で取り組むメリットを教えてください。

大浦 「おとなの学校メソッド」の教科書は、そこから派生する思い出や会話を引き出す道具に過ぎません。同じ思い出を共有する家族と一緒に取り組むことで、会話が広がります。時事ネタや歳時記だけではないリアルな記憶が感情を伴う映像としてよみがえり、それを言葉にするまでの一連の工程で、脳の複数の部位の活発化が期待できます。教科書と共に届くワークシートに取り組むことで、思い出の詰まったヒストリーブックを完成させることもできます。知らなかった家族の思いに気付くことができ、絆が深まったという声も多いですよ。

「おとなの学校」カルチャー講座が好評です

概要

所在地 (東日本事業部)
〒102-0074 東京都千代田区九段南2丁目3-21-5F
【電話】03(6272)3021
(西日本事業部)
〒862-0922 熊本市東区三郎2丁目2-131
【電話】096(383)3333
設立 平成23年3月
事業内容 フランチャイズ事業、高齢者向け教材販売
グループ法人・企業 社会福祉法人照敬会
(ケアハウス・特別養護老人ホーム・通所介護・母子生活支援施設)
株式会社ケアベース
(訪問看護、高齢者向け住宅、小規模多機能型居宅介護等)
従業員数 115人
ホームページ https://www.otona-gakkou.com/

熊本日日新聞社

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