株式会社イズミ車体製作所

効率化で実績上げた「働き方改革」

─昨年は、どのような一年でしたか。

古庄 取り組んできた「働き方改革」の成果に手応えを感じた年でした。業務上どうしても繁忙期がありますが、それ以外の時期は残業ゼロ、繁忙期も従来の半分ほどに残業を減らし、昨年6月の決算では売り上げが過去最高でした。私が副会長を務めた日本自動車車体工業会の縁で日産自動車の関連会社元社長を顧問として当社に迎えることができ、工程管理の指導をお願いしました。また工場の作業環境の改善にも取り組みました。「ノー残業」への取り組みは社員の理解がないと進まないので、会社の考え方や方針を繰り返し社員に伝えました。それを社員が納得し、会社を信頼してくれた結果であると思っています。おかげで昨年は県の「くまもとブライト企業賞」の「従業員とその家族の満足度向上部門」で表彰されました。新卒採用も順調で、安定した人材確保ができています。

─医療・福祉関係、特種車両など、多様な車両を製作されています。

古庄 移動薬局車(モバイルファーマシー)や災害支援を目的としたランドリー車、高速道路の路面を点検する電波測定車など、地域や時代のニーズに応える車両を納めています。昨年は交通整理用車両を警察庁に納め、ハロウィーンの際に東京の渋谷交差点で活用されました。一昨年に東京の拠点を営業所に格上げしたことが実績に結びつきました。

代表取締役会長 古庄 忠信氏

─長年取り組まれているEVバスの状況はいかがですか。

古庄 昨年、熊本での実証試験が終了し、熊本の路線バスとして十分に使えることが実証されました。また、海外への納入実績も積み、横浜市営バスに納入した車両での実証試験も始まります。坂が多く渋滞も激しい都市部という厳しい条件下で好成績を残すことができれば、EVバス技術の全国への普及拡大が進む方向に行くのではないかと期待しています。熊本市では熊本城周遊バス「しろめぐりん」にEVバス1台を導入いただきます。観光客の皆さまにも認知していただける機会になるといいですね。EVバスは国を挙げて積極的に取り組むことが重要だと考えています。

─熊本商工会議所副会頭としても多忙ですね。

古庄 一昨年の「熊本市中心市街地グランドデザイン2050」構想(熊本経済同友会と共同策定)の発表に続き、昨年は熊本都市道路ネットワーク検討会の代表者として熊本市の渋滞緩和を検討しています。今後も地域に貢献していきたいです。

長野県で台風19号の災害支援を行った移動式ランドリー車(「WASHハウス」所有)

概要

所在地 〒869-1222 菊池郡大津町岩坂3258-4
【電話】096(279)1733
設立 昭和26年2月
事業内容 検診車・特種車・福祉車両の製作・販売、車検、バスEV改造
資本金 4,319万5,000円
従業員数 118人
役員 代表取締役会長/古庄忠信
代表取締役社長/國武幸弘
常務取締役/小島 徹、宮﨑信也
取締役/城下建夫
営業所 福岡営業所、東京営業所
ホームページ http://www.izumishatai.co.jp/

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