阿蘇製薬株式会社

設立70周年を機に本業の再構築へ

─会社設立70周年を迎えられました。

久木 1950年に外用薬「デルモーゲン」を主力製品として阿蘇製薬を設立し、60年に救急ばんそうこうを製造開始。71年に現在の菊陽町に本社工場を建設し量産体制の基礎を確立しました。90年代から海外に進出。米国のフロリダ州サラソタ市、フィリピンのセブ島、メキシコのホアレスに生産拠点を設けています。主力商品の救急ばんそうこうについては海外取扱高は国内の3倍強と順調に成長してきました。一方、国内ではドラッグストア、スーパー、コンビニエンスストアなど、チェーン展開する各取引先のブランド名で商品を提供しております。これまで新商品の開発と製品群の多様化に力を注ぎ、自然治癒力を高めて傷を早くきれいに治す「クイックパッド」や、通気が良く蒸れにくい「ワンタッチパッド」、血行を促進し肩や首、腰のこりに効き臭いがない「磁気バン」などが収益につながっています。現市場での需要の大きな伸びは期待できませんが、当社の製品は生活に密着して必要とされるものばかりで、業績は堅調です。

代表取締役社長 久木 康裕氏

─菊陽町の本社工場の隣接地に新しい商業施設がオープンすると聞きます。

久木 福岡地所系の「九州リースサービス」が開発事業者、当社のグループ会社が主地権者となり、当社隣接地に敷地面積約2万5000平方㍍のショッピングセンター「アヴァンモール菊陽」がこの春に開業します。イオングループの「マックスバリュ九州」が運営する食品ディスカウントストア「ザ・ビッグ」をはじめ、複合書店「TSUTAYA」、子供服の「西松屋」、衣料品の「ファッションセンター・サンキ」などが出店を予定しています。国道57号菊陽バイパス沿いに広い駐車場を備えた複合商業施設となります。当社の遊休地を利用した事業が地域のにぎわいにつながれば幸いです。

─今後の事業展開についての抱負をお聞かせください。

久木 昨年10月から当社の第70期に入りました。これまでの間に築いた経営の基盤を再確認し、新しい時代の変化に対応しなければなりません。他社にはまねのできない対応力と供給力を発揮できるよう、本業の再構築に取り組んでいきます。日本を含め世界各地で新しい生産体制の確立に向けた準備を進め、次の柱となる新しい商品を育てられるようチャレンジを続けます。また引き続き、阿蘇火山博物館の支援などを通じ、地域に貢献できればと思っています。

〈左上〉アソ・コーポレーション(米国)、〈右上〉アソ・アメリカス(メキシコ)、〈下〉アソ・フィリピンINC(フィリピン)

概要

所在地 〒869-1101 菊池郡菊陽町津久礼91-1
【電話】096(232)2131
業務内容 医薬品等製造販売業(救急絆創膏、磁気絆、魚の目絆ほか)
設立 昭和25年10月
資本金 5,000万円
役員 代表取締役社長/久木康裕
専務取締役/松山秀人
取締役/緒方良哉、久木敏子
従業員数 160人
営業所 東京営業所、大阪営業所、九州営業所
グループ企業 アソ・インターナショナル(株)、康和(株)、阿蘇精機(株)、アソ・コーポレーション(米国)、アソ・アメリカス(メキシコ)、アソ・フィリピンINC.、アソ・ヨーロッパ(オランダ)、(公財)阿蘇火山博物館
ホームページ https://www.aso-pharm.co.jp/

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