株式会社ヤマックス

熊本復興を軸に五輪関連需要も注力

 ―熊本地震以来、復旧・復興事業を最優先に取り組まれています。

 茂森 故郷熊本の復旧・復興に寄与すべく、当社グループの総力を結集して取り組んでいます。阿蘇地域の道路や橋の建設、益城町の道路の拡幅工事などの復旧工事が本格化し、そのための製品供給に注力しているところです。一方、東北地区では集中復興期間が終わり主要工事は完了しましたが、仙台の東部復興道路のかさ上げ工事などは続いており、子会社の東北ヤマックスが製品供給を行っています。

 ―東京五輪関連の事業をはじめ、首都圏での需要も伸びていると聞きます。

 茂森 当社は、五輪選手村約4000戸の共同住宅で使用される床板と、バレーボール会場となる有明アリーナの部材工事を受注しました。工事の進捗(しんちょく)に合わせて滞りなく製品供給ができるよう、万全の体制で臨んでいます。さらに、首都圏では五輪を機にマンションやホテルなどの建設ラッシュで、建築用コンクリート製品の売り上げも好調です。また、沖縄県内では防衛関連施設の建築工事が進められており、その発注にも対応しています。

代表取締役社長 茂森 拓氏

 ―PC(プレキャスト)工法によるコンクリート2次製品が注目を集めています。

 茂森 土木・建築の現場では近年、人手不足が深刻化しています。PC工法はコンクリート部材を工場で生産し現場で組み立てるため、現場で生コンを流し込む従来の工法に比べると格段に省人化・省力化・工期短縮が可能となるため、人手不足の解消に大きく貢献します。国が推進する、建設生産システム全体の生産向上を図るプロジェクト「アイ・コンストラクション」の方針にも合致しており、当社では、継続的にPC化の利点を訴求していくつもりです。

 ―今後の展望をお聞かせください。

 茂森 熊本復興事業を中心に、首都圏と沖縄関連事業にも注力していきます。ハウジング事業にも積極的に取り組む予定です。「KAB住まいるパーク」と「アンビーハウジングパーク」の2棟のモデルハウスを集客拠点に、本年1月から企画住宅「Style Design(スタイル デザイン)」を新たにラインアップに加え、熊本の住宅メーカーとしてお客さまのニーズに応えるべく努めます。また、近年コンクリート業界で加速する合従連衡の動きを視野に入れ、能動的に同業他社との連携を推進することで、エリアと技術的な領域双方の拡大を図りたいと考えています。

KKT合志総合住宅展示場
(アンビーハウジングパーク)モデルハウス

会社概要

所在地 〒862-0950 熊本市中央区水前寺3丁目9-5
【電話】096(381)6411
事業内容 土木・建築用コンクリート製品の製造・販売・戸建て住宅の販売
設立 昭和38年10月10日
資本金 17億5,204万円
役員 代表取締役会長/茂森 潔
代表取締役社長/茂森 拓
取締役副社長/森 將彦
専務取締役/甲斐広志
常務取締役/名村朝克、久野俊文、西田親良
取締役/長岡純生、田辺洋治
監査役/松本秀光、松井 敏、中島邦介
従業員数 497人
支店等 3支店、8工場、8営業所
関連会社 ㈱東北ヤマックス(宮城)ほか
ホームページ http://www.yamax.co.jp/

熊本日日新聞社

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