株式会社ミハナタクシー

多様な新型車両で顧客ニーズに対応

 ―昨年12月に創業70周年を迎えられました。

 森 創業当時は自家用車を持つ家庭が少なく、タクシーは外車を使用していた時代でした。その後、高度経済成長に伴って国産車が普及し、タクシー業界も大きな変遷を遂げてきました。昭和30年代になると、タクシーが大衆化してタクシー会社の数が増え、好景気と共に利用客も増えてきました。当時は冠婚葬祭などでの利用が大半でしたが、景気が良くなるにつれて街中に人の往来が増え、公共交通機関と同じように一般の方がタクシーを利用するようになりました。しかし、一般家庭に自家用車が普及すると、少しずつタクシー需要が減り、今日に至っています。現在、県内のタクシー稼働率は65%といわれますが、この稼働率をいかに上げていくかが私たちタクシー業界全体の課題です。

 ―時代の流れに即して、交通系ICカードの導入が進んでいるようですね。

 森 タクシー業界でもクレジット機能や交通系ICカード決済のニーズが高まっています。特に県外からのお客さまは、料金が高額になるとカードでの支払いを希望されます。また、インバウンドで熊本に来られる外国人の方も、カード利用が多いですね。しかし、全てのタクシーがこれらのカードに対応しているわけではありません。設備投資が必要なので、まだまだ追い付いていないというのが現状です。JR熊本駅の新幹線口に待機している車両については、交通系ICカードを導入していますが、今後は状況を見ながら、それ以外の車両にも段階的に広げていきます。

代表取締役社長 森 泰司氏

 ―街中で新型車両をよく見かけます。

 森 バン型の黄色いボディーの「NV200」が先行して走っていましたが、昨年はユニバーサルデザインのハイブリッド車「JPNTAXI」を導入しました。新型車両には車高が高く、乗り降りしやすいタイプがあり、車椅子のままで乗降できる機能なども付いています。高齢化に向かう現代社会において、多様な車両でお客さまのニーズに対応していければと思っています。

 ―今年の抱負をお聞かせください。

 森 今年は国際スポーツ大会が開催され、桜町やJR熊本駅ビルの再開発も進むため、人の往来が増えると思います。お客さまに隙間なくタクシーを利用していただくには人材を確保する必要があり、そのための体制づくりを急がなければなりません。また、今後は異業種とのタイアップなど、新たなビジネスモデルの構築も必要だと考えています。

次世代タクシーのJPNTAXI(トヨタ)、NV200(日産)

会社概要

所在地 〒860-0079 熊本市西区上熊本3丁目1-36
【電話】096(324)3111
ミハナグループ共同配車センター
【フリーダイヤル】0120・387・387
事業内容 一般乗用旅客自動車運送業(タクシー業)
創業 昭和24年12月
資本金 9,900万円
役員 代表取締役社長/森 泰司
取締役副社長/小山剛司
取締役/小山洋子
監査役/梅元昭宏
従業員数 145人
タクシー乗り場 テトリアくまもと1階
関連企業 ㈱産交タクシー
代表取締役社長/小山剛司
㈱MSアシュランス
菊熊タクシー㈱

熊本日日新聞社

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