マルキン食品株式会社

世界に通用する商品づくりに挑戦

 ―“元気企業”の構築に取り組んでおられます。

 吉良 元気な企業とは、社員が夢ややりがいを持ち、目標やビジョンを共有しながら共に構築していく企業だと思います。昨年、社員から提案を募ったところ、現場から前向きな意見が多く寄せられました。それらの課題に取り組めば、経費削減や効率化が図られるだけでなく、ストレスの減少など働きやすさにもつながると考えています。私たちの企業使命は「愛ある味のパートナー」。仕事や子育てなどで忙しい女性や、美や健康を心掛けている方に時短で料理できる商品や低カロリーのデザートなどを提供し、「食べて元気・健康になる」というライフスタイルを提案する存在でありたいと思っています。

 ―魅力的な新商品が次々に登場していますね。

 吉良 昨年は7月に「ひきわり昆布たれ付」、9月に「やせ麺スパイシーカレー味」を発売しました。細かく砕いたひきわり納豆は、高齢者や乳幼児の離乳食としても好評です。こんにゃく麺を使い、“体に「や」さしい「せ」いかつ”を応援したいという思いを込めた「やせ麺」には、ざるそば、つけ麺、カレー味があり、「飽きない」「おいしい」と評判です。麺は、グルテンフリーなので、小麦アレルギーだけど麺類を食べたいという方や炭水化物を控えたいという方も安心してお召し上がりいただけます。また、今年3月には原料に寒天を使用したところてん「クリアスイスイ三杯酢」を発売します。これは、てんぐさ特有の磯の香りが苦手という方のために開発した新商品です。

代表取締役社長 吉良 扶佐子氏
※「吉良」の「吉」の「士」は実際は「土」

 ―今後の海外戦略について教えてください。

 吉良 まず、アジアに向けて商品展開をしていきます。昨年8月に出展した「香港フードエキスポ2018」では、こんにゃく麺や納豆で手応えを感じました。世界レベルで生活習慣病や肥満が深刻化していますので、海外でも人気のラーメンやパスタの代用としてこんにゃく麺を、ヘルシーなデザートとしてわらびもち風こんにゃくを提案するなど、国の習慣・文化・好みに合わせて情報発信をしていきたいと考えています。

 ―今年3月、震災後の建て替えで世安町に新社屋が誕生します。

 吉良 1階には料理教室や試食などを行う「クッキングスタジオ」を設ける予定です。食育を通じた子どもの自立心を養う場になればと考えています。また今年は新ブランドの立ち上げも計画。今後、世界に通用する商品づくりに挑戦し、日本の食文化と健康的なライフスタイルを提案していきます。

商品の一例

会社概要

所在地 〒860-0823 熊本市中央区世安町380
【電話】096(325)3232(代表)
創業 大正4年3月
事業内容 食品製造および販売(納豆、豆腐、こんにゃく、ところ天、かんてん、穀粉)
資本金 5,000万円
従業員数 450人(グループ合計)
役員 代表取締役社長/吉良扶佐子
取締役副社長/吉良泰彦
常務取締役生産本部長/坂本秀文
常務取締役管理本部長/嶋村公明
取締役営業本部長/元島和彦
取締役第一営業部長/松川宣弘
監査役/吉良啓子
執行役員第二営業部長/四方田涼二
営業拠点 熊本、福岡、広島、大分、宮崎、鹿児島、姫路
物流センター 熊本(嘉島)
工場 阿蘇、松橋、宇土
関連会社 九州大豆食品㈱、マルキン商事㈱、㈱本伝九曜紋、㈱バイオの森
ホームページ http://www.marukinfoods.co.jp/

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